宮代の文化芸術が彩った1カ月間(みやしろ芸術祭開催報告)
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地域が輝いた芸術祭
令和7(2025)年11月、進修館や図書館などを舞台に「みやしろ芸術祭」を開催しました。今年も多彩なジャンルの作品と発表が集まり、地域の皆さまが文化・芸術に親しみ、交流を深める充実した期間となりました。
小ホール発表会
11/1(土)進修館 小ホール
楽器演奏や踊りなど、13団体による個性豊かな演目が披露され、会場は終始あたたかな拍手に包まれました。

大ホール発表会
11/2(日)進修館 大ホール
日本舞踊・民族舞踊・フラダンスなど12団体が出演。華やかな舞と歌声がステージいっぱいに広がり、来場者を魅了しました。
華道展
11/2(日)、11/3(月・祝) 図書館 展示ホール
池坊・龍生派・小原流による合計24点の作品が並び、流派ごとの表現の違いを楽しむ姿が多く見られました。




作品展
11/1(土)~11/5(水) 進修館 2階ロビー
絵画・写真・工芸など51点が出展。地域の皆さまの多彩な創作活動が感じられる展示となりました。
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アート体験ワークショップ
11/1(土)、11/2(日) 進修館2階ロビー
ディップアートやトールペイントの体験会は幅広い年代の方が参加し、時間帯によっては満席となるなど大盛況でした。
パートナーシップ補助金活用事業
みやしろ芸術祭では、補助金を活用しながら、市民や団体の皆さんが自ら企画し、主体的に運営する“パートナーシップ事業”を展開しています。今年の芸術祭月間では、計12の事業が市民発意によって生まれ、実施されました。
一つひとつの企画には、地域資源の魅力を再構築したいという思いや、仲間と表現を共有したいという熱意が込められていて、その自主性と創造力は、まさに宮代町の文化力そのものです。行政が「支える」、市民が「動かす」という形で実現したこれらのプロジェクトは、町に新しい活力を生み出し、地域文化の未来を切り拓く力を感じさせてくれました。
市民の皆さんが主役となり、自分たちの手で文化をつくり上げていく——みやしろ芸術祭は、その可能性に満ちた場であり続けたいと思います。
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ギターラみやしろ うた声コンサート

グリーンフルトネーズコンサート

木目込人形制作教室

進修館劇場
コラボレーション企画【行政課題×アートで地域の未来を動かす‐】
みやしろ芸術祭では、市民や団体による自主的な企画に加え、行政内部のさまざまな部署とも連携し、町全体でアートを楽しむ取組を展開しています。各課が主体となって実施したアート関連イベントや文化事業も加わることで、芸術祭はより広がりを持ち、地域の魅力を多角的に発信する場となりました。表現活動から生まれる気づきや対話が、行政課題の解決に向けた新たな視野を開いてくれることを期待しています。
【コラボ企画1】こどもの居場所で遊ぼう!
【コラボ企画2】この人のハナシがききたい!


【コラボ企画3】夏休み!「小学生絵画コンテスト」

町制施行70周年記念事業 “エン”を楽しむ音楽祭-MIYASHIRO MUSIC PARK-
11月23日(日) 進修館大ホール
町制施行70周年という節目を祝い、地域の文化と音楽の力を改めて感じる特別な催しとして「“エン”を楽しむ音楽祭-MIYASHIRO MUSIC PARK-」を開催しました。ジャンルを越えて集まった音楽を愛する市民バンドのみなさん、宮代町に縁のあるアーティストたちの熱いステージに、会場は終始大きな盛り上がり。町内の飲食店によるマルシェ出店や地元大学の学生によるステージ運営。音楽がつなぐ“エン”に満ちた、特別な一日となりました。


第一部 Amateur Band Festival
第一部「Amateur Band Festival」では、地域で活動する市民バンドの皆さんが、日頃の練習成果を存分に発揮した熱気あふれるステージを披露してくださいました。幅広い年代のメンバーが息を合わせて奏でる音色とステージパフォーマンスは、会場に集まった多くの来場者に笑顔と活気を届け、まさに“音楽でつながるエン(縁・演・援)”を体現する時間となりました。
演奏が終わるたびに沸き起こる拍手からは、音楽を愛し、地域を盛り上げたいというメンバーの思いがしっかりと伝わったことが感じられました。市民の皆さんによって生み出される音楽文化の力が、宮代町の魅力をさらに輝かせてくれたのではないでしょうか。
ぽんぽこ&そるじゃー
ぽんぽこ&そるじゃー
Zepp友の会
Zepp友の会
macca
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Navy Blue
Navy Blue
HOWLING
HOWLING
ヨキニハカラヱ
ヨキニハカラヱ
第二部 Special Guest Artist Music Live
中村郁実(シンガーソングライター)
第2部の幕開けを飾ったのは、宮代町と深い“縁(エン)”を持つシンガーソングライター・中村郁実さん。活動10周年という節目の年に、あたたかな笑顔とともにステージへ登場しました。
宮代町のお隣、白岡市出身ながらも、町内(本田)のライブハウス Mojo:Moja や、みやしろ芸術祭など、これまで町内でも数多くのステージを重ねてこられた中村さん。高音の美しい澄んだ歌声が、そよ風のように爽やかに客席を包み込みました。
【SET LIST】
Ring Ring Lonely Rollss
2組目のRing Ring Lonely Rollssは、ボーカル&ギターの大坂さんが宮代町出身。作詞・作曲も担当する大坂さんが紡ぐ言葉には、胸の奥にある小さな純粋な心に寄り添いながら、光へと連れて行ってくれるような優しさを宿しているよう。バンドが一体となって発する音楽は、孤独めいた感情と心が満たされる感覚という相反する感情が同時に押し寄せるような、唯一無二のロックアンサンブル。宮代の夜にあざやかに刻まれたステージでした。
【SET LIST】
ITAZURA STORE
3組目はITAZURA STORE。
しなやかで芯のあるサウンドとポップを軸にジャズやエレクトロなど多彩な要素が織り交ざった楽曲が魅力のITAZURA STORE。キーボードを担当する YURINSHI さんが宮代町出身ということもあり、この日のステージには特別な温度を感じました。
一曲一曲に込められたメッセージは、日常に寄り添いながらも、前を向く勇気をそっと背中から押してくれる。会場には世代を越えて音楽を楽しむ姿が広がり、音に合わせて自然と身体を揺らし笑顔があふれる、会場全体であたたかな時間を共有しました。
【SET LIST】
音楽祭を陰で支えた日本工業大学放送研究部

今回の音楽祭は、日本工業大学放送研究部の皆さんの力なくしては実現できませんでした。音響・照明・進行管理など、舞台の裏側を担い、出演者が安心してパフォーマンスできる環境を丁寧に整えてくれた存在です。本番だけでなく、事前準備から当日まで真摯に向き合う姿勢は、まさに縁の下の力持ち。学生ならではの柔軟な発想と確かな技術で、音楽祭を力強く支えてくださいました。心より感謝いたします。
結びに
本音楽祭は、音楽を愛する皆さまが集い、演奏に心を寄せ、出演者を応援し、音楽を通じて生まれた“縁”を大切に感じてくださったこと。その一つひとつの想いが重なりあったことで、より豊かで、あたたかな時間へと導いてくださいました。
音楽を通じて生まれた目には見えない数多くの“縁”。
宮代町の記憶の一つとして、そして皆さま一人ひとりの心の中に残るあたたかな余韻として、ふとした瞬間に思い出し、皆さまの心を照らす“エン”となりますように。
お問い合わせ
宮代町役場教育推進課生涯学習・スポーツ振興担当
電話: 0480-34-1111(代表)内線433、434、435(2階18番窓口)
ファックス: 0480-34-4152
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