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あしあと

    04旅人再現

    • [初版公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:2476
    旅人の写真

    姫宮神社に掲げられた熊野詣の絵馬(下の写真)。これは文化12年に百間村の11人が無事に旅を終えた時、絵師に大絵馬を描いてもらい、鎮守の姫宮神社に奉納したものです。画面には旅をした百間村の11人の旅姿が描かれています。ここに見られる旅人の姿を見てみましょう。
    (旅に絵師が随行したわけではなく、絵馬の製作を頼まれると絵師が絵馬の見本帳から選んで、旅姿を書き込んだものです)
    背景には右に那智の滝、後ろに那智大社が描かれています。那智大社には西国三十三箇所巡礼第一番青巌渡寺があります。
    西国三十三箇所観音巡礼は、四国八十八箇所遍路と並ぶ、代表的な巡礼です。東国からの場合は、伊勢から入り、熊野を参詣して第一番青巌渡寺にはじまり、途中河内・和泉・大和・山城を経て京都に入り、都巡りを楽しみ、さらに丹波・摂津・播磨・丹後・若狭・琵琶湖から美濃谷汲山の三十三番で終わります。
    道中日記によると滋賀県大津の第十三番石山寺を除いてすべて参詣しています。おそらく現在のように寺で御詠歌を歌い、朱印をいただいて巡礼したのでしょう。

    熊野詣の絵馬

    熊野詣の絵馬の画像

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