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あしあと

    05奉納された絵馬

    • [初版公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:2480
    絵馬(熊野詣)の画像

    絵馬(熊野詣)

    絵馬(富士詣)の画像

    絵馬(富士詣)

    絵馬(伊勢神宮)の画像

    絵馬(伊勢参宮)

    寺社参詣に伴う絵馬は、出かける前に神仏に旅の安全を祈願し奉納されたものや、無事旅が終わりもどってきたことを感謝して奉納されたものがあります。多くは村の鎮守である神社などに奉納されました。内容は伊勢で神楽を奉納した様子や旅の様子などで、奉納した人数分の旅人が絵馬に描かれている場合が多いようです。

    絵馬と木版画

    下の2枚の写真は左が絵馬で、右は木版画です。2枚とも同じ図柄を描いています。伊勢神宮で木版画をお土産に買い、この木版画をもとに地元に帰って絵馬を作成したのでしょうか?

    絵馬(伊勢神宮)の画像

    絵馬(伊勢神宮)

    木版画(伊勢神宮)の画像

    木版画(伊勢神宮)

    「一生に一度はお伊勢参り」といわれた伊勢神宮への参詣、その目的の一つは伊勢大々神楽の奉納でした。絵馬に描かれているのは神楽殿の正面手前に座っている、紋付き袴を着た奉納者10名の姿です。江戸時代の記録によると太々神楽は一回の奉納で30両以上したとあります。村に戻って、まず鎮守に無事奉納を済ませたことを感謝するに値する大事業であったのです。町内では絵馬のほかにも石造物や額に「伊勢太々神楽奉納」と書かれたものが見られますが、いずれも同様の理由です。

    このような木版は伊勢参宮土産として売られていたものが多く、絵師はこれを下絵に絵馬を描いたと考えられています。神楽殿中央の神官が前を向いていること、巫女の数が異なることなど、細部では異なる点がありますが一見して類似していることがわかります。この木版画には「発行人 伊勢度会郡宇治山田町大字舩江七番邸 西井忠次郎」とあり、伊勢の版元が発行したことが分かります。

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