人権それは愛6月号
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AIと人間の共存について
AI(人工知能)の技術発展に伴い、私たちの生活やビジネスは大きく変わってきています。日常生活におけるAIの活用例としては、スマートフォンの音声アシスタント機能が挙げられます。スマートフォンに話しかけることで、天気予報の確認、アラームのセットなどができるだけでなく、簡単な質問に対する回答や提案を受けることができるようになりました。一方、ビジネスにおいても、チャットボット(人間の会話をシミュレートして自動的に返答するコンピューター・プログラム)を導入することで、オペレーターの負担や人件費の削減が可能になるため、さまざまな企業でAI技術が導入されています。
しかしながら、AI技術を悪用することで、さまざまな問題も起きています。その一つに、人権侵害問題があります。最近では、政治家や著名人の動画像を細工した偽物をインターネット上に拡散させる「フェイクニュース」と呼ばれる問題が発生しています。さらに、学生間で同級生などの偽の画像を作成し、通信アプリで共有、拡散されていたという事件もあり、深刻な社会問題となっています。
AI技術の発展により、私たちの生活が向上した点は多分にありますが、気が付かないうちに他者の人権を侵害しないように注意しなければなりません。また、インターネットの情報は、正しいものばかりではなく、嘘や間違い等も多いため、情報の真偽を判断する能力を身に付けることが大切です。
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