文化財案内板(地蔵院遺跡)を新設しました
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郷土資料館敷地に文化財案内板を設置

内容
令和7年3月27日(木)、宮代町字西原の郷土資料館の敷地内(旧加藤家住宅横の園路脇)に、【地蔵院遺跡】を紹介する文化財案内板が設置されました。
地蔵院遺跡は、西原自然の森から百間小学校にかけて広がる、縄文時代を主体とする遺跡です。今までに幾度も発掘調査が行われてきましたが、今年度すべての発掘調査の成果を報告書にまとめ終わりました。
この遺跡からは、縄文時代の住居跡、土坑、炉穴をはじめ、古墳時代の住居跡や、中・近世の館に伴うと考えられる溝跡が複数検出されています。特に、十三世紀ごろのものと思われる尾張型山茶碗は、遺跡名の由来にもなっている【地蔵院】の阿弥陀如来坐像と時期を同じくするものとして注目されます。
また、縄文時代中期の土器埋設遺構と呼ばれる、胎児や幼児骨の埋葬にかかわる呪術的な性格を帯びる遺構も確認されており、遺跡の性格を考える上で貴重な資料となっています。
隣接する【地蔵院】の案内板と合わせて、一帯の歴史ウォーキングにぜひお役立てください。

地蔵院遺跡案内板(近景)

案内板(遠景)

案内板(盤面)
お問い合わせ
宮代町役場教育推進課文化財保護担当(郷土資料館)
電話: 0480-34-8882
ファックス: 0480-32-5601
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