マイナンバーの役場での活用について（2024年9月13日）

　先日、2回ほど役場に申請を行いました。

　1点目は、児童扶養手当の申請を行う際、マイナンバーを記載する欄があり、記載したにもかかわらず、健康保険証の提示を求められました。確か、マイナンバーカードと健康保険証は連携しており、病院などでも使用するように推奨していたと思います。役場で、健康検証の提示を求めるのに違和感を感じました。

　2点面は、印鑑証明書を発行してもらう際、印鑑証明書のカード提出と紙の申請書の記載です。ここでも、マイナンバーカードは使用できず、コンビニで発行する場合、使えるとのことでした。以上より、役場においてマイナンバーはどのような場面で使用できるのか、ご教示頂けますでしょうか。

　また、現時点で使用できていない項目についても使用できるように改善して頂けないでしょうか。そうしないとマイナンバーが普及しないと思いましたので、よろしくお願い致します。

　この度は、町長への手紙をいただき誠にありがとうございます。

　マイナンバーは、制度が始まったばかりであり、またさまざまな場面での利用が予定されていることから、複雑でわかりづらいものとなっていると認識しております。

　マイナンバーカードの利用につきまして、現在は公的個人認証サービスに用いる電子証明書の活用が主となっており、利用できる手続きといたしましては、e-Taxを用いた確定申告の電子証明、医療機関における健康保険証としての利用、ご自身の情報の閲覧ができるマイナポータルへのログインなどがあり、当町においてはコンビニエンスストアにおける証明書交付サービス（住民票・印鑑登録証明書）を行っております。

　また、今後のサービス拡充としまして、年度内にコンビニエンスストアにおいて、戸籍謄本が取得できるようにすることを予定しております。

　なお、児童扶養手当及びひとり親家庭等の医療費支給制度の手続きにつきましては、健康保険証がマイナンバーカードへ一本化される動きがありますことから、10月からの見直しが予定されております。

　印鑑証明書の発行につきましては、役場窓口においてマイナンバーカードを利用して発行できるようにするためには多額のシステム改修費がかかるため、現状では従来の印鑑登録証の提示をお願いしております。

　ご意見いただきましたとおり、マイナンバーカードを普及させるためには、活用の幅が広がることが必須であることは間違いございません。一方で、サービス提供のためにはシステムの導入や改修が必要となりますので、総合的な判断をしつつ、サービスの拡充を進めさせていただきます。

　この度は、貴重なご提案をいただきありがとうございました。