1mmの戦い～ユニバーサルボッチャ大会を開催しました～

　8月23日、福祉交流館すてっぷ宮代にて、宮代町社会福祉協議会主催のユニバーサルボッチャ大会が行われました。
大人も子どももお年寄りも障がいのある方も、だれでも楽しめるスポーツ、ボッチャ。パラリンピックの正式種目にもなっています。
　初大会に集まったのは、12チーム82名のみなさん。障がい者団体、さわやかクラブ連合会のみなさん、スポーツ少年団のみなさんなど、多世代が集まり、各ブロックに分かれて熱い戦いがスタートします。
　初めての大会ということもあり、誰もが楽しめる社協特別ルールで試合に挑戦。審判はスポーツ推進員のみなさんとミズノのみなさんに協力いただきました。
　ジャックボールと呼ばれる白い目標球を投げた後に、赤・青のボールを交互に投げ、目標球にいかに近づけるかで勝敗を争います。上から投げたり、転がしたり、他のボールに当てたり、飛ばしてみたり・・・初めてのチャレンジとは思えない技を繰り出すみなさん。
　また、ボッチャといえば、ボールを転がすことができるランプも特徴的です。今回、車いすで参加した方はランプを利用し試合に挑みました。
　ほんの数ミリの差で勝敗のつくボッチャ。距離を測る器具を使用しても判定ができない接戦もありました。
　試合中は、「あの隙間をねらって！」「あの球をはじきとばして」とチーム全員で声を掛け合ったり、スーパーショットに対戦相手からも拍手があがるなど、勝ち負けだけでなく、チーム同士の交流も生まれていました。
　初代チャンピオンは「みやしろ団世会」のみなさん。「朝から練習した成果かな？初めてだったけど、コツをつかむことができたよ！」とにっこり。参加者からは、「簡単だけど白熱した！」「障がい者が健常者のみんなと一緒に楽しみ交流できる良い機会だった」との声をいただきました。

　競技に使用した用具は、24時間テレビ「パラスポーツ体験キット寄贈事業」により、贈呈いただきました。
　障害者スポーツの普及をめざす寄贈事業には、全国より1，287件の応募があり、審査の結果、宮代町が贈呈先のひとつに選ばれました。
　今回の寄贈によって、ボッチャに触れる方が増え、町民のみなさんに知って・体験してもらえるスポーツになると嬉しいですね！