宮代町の子育て支援について（2023年1月25日）

昨今、子育て支援について議論されることが多くなり子育て世帯として大変ありがたく思うと同時に、宮代町にもより子育て世帯が住みやすい町になって欲しいと考えております。

宮代町に住んで7年になりますが他の自治体と比べ子育てがしやすい環境かと考えると、支援が少ないと感じます。昨日東京都が第2子の0～2歳の保育料無償化を所得制限なしで行うと発表しました。また東京都は第1子が就学していても第2子の保育料は半額になるなど、働きながら子育てがしやすい環境を整えることを既に実施しています。さらに各区でも子育て支援を積極的に進めているところが多く、0歳児への金銭的支援、電動自転車への補助金など生活に基づいた支援を行っています。

宮代町では第1子が就学していると第2子以降の保育料は満額かかるためかなり負担となっています。またその他の子供に対する支援も特にありません。

私の〇〇は都内に住んでいますが、都内の方が支援が手厚いのでこちらに引っ越したくても引っ越せないと言っていました。今後の税収を上げるためにも働く世代や子育て世代が住みやすい町作りを町独自で行うことで話題となり住民の流入やふるさと納税などの応援に繋がるのではないでしょうか。実際に子育て支援、少子化対策に熱心な兵庫県明石市は人口が増えています。子どもと共にこの街で暮らしたい、ここで2人目、3人目を産んでも安心だ。そう思える町づくりを真剣に考えていただきたい。

町に子どもの笑顔が溢れ活気が出てくると、みんなでこの子たちを育てよう、守ろうという意識もより高まり、安全な街になるのではないかと思います。

所得制限なく、すべての子供たちに平等な支援を、第2子以降も安心して育てられる環境をご検討よろしくお願いいたします。

この度は、宮代町の子育て支援に係る町長への手紙をいただき誠にありがとうございます。

現在、宮代町の保育料の徴収につきまして、令和3年度に保育料階層の見直しを行い、今年度4月から適用しております。見直しの目的といたしましては、8階層を12階層に細分化することで、従来から課題となっておりました階層区分の適正化を図るとともに、コロナ禍における子育て世帯の負担軽減に寄与することでございます。

第2子以降の保育料の徴収につきましては、現行の5階層（市町村民税所得割課税額48,600円以上57,700円未満）まで、きょうだいのお子様の年齢に関わらず減額の対象となりますが、6階層（市町村民税所得割課税額57,700円以上77,101円未満※ひとり親世帯等は除く）以上の世帯の方につきましては、〇〇様のご指摘にありますとおり、上のきょうだいのお子様が就学前までが対象となっており、所得の制限がございます。

宮代町では、国の制度、県内各自治体の状況、そして町の財政状況を踏まえ、現状では今の制度での運営の実施を考えておりますが、今後、保育料の見直し等を行う際には、〇〇様のような方々の貴重なご意見を参考に、先進事例を研究し、検討してまいりたいと思います。

なお、宮代町では今年度、子どもを産み、育てやすい環境づくりとしまして、子ども医療費における入院費用助成を18歳の年度末まで拡大するとともに、コロナ禍における宮代町独自の子育て世帯応援金給付事業として、中学生までの児童を対象に一人当たり3万円（追加を含む）の給付を実施してまいりました。また、保育園の待機児童対策として民間保育園1園（定員60名）の施設整備及び、学童保育所の利用ニーズ増加に対応するための施設整備を進めているところでございます。（保育園、学童保育所とも令和5年4月1日開所予定）

町といたしましては、引き続き、宮代町での子育てや暮らしに喜びを感じ、心豊かに住み続けていただけるような、住民のニーズに沿った子育てサービス施策の推進に努め、誰もが安心して暮らしやすい町づくりに向けて取り組んでまいりますので、今後ともご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

この度は貴重なご意見をいただきありがとうございました。