病害虫に負けない栽培を目指して！ 野菜づくり講座開催　

春から夏に収穫される野菜の栽培技術について学ぶ「野菜づくり講座」。新しい村の農産物直売所「森の市場結」の生産者の方や野菜直売を目指す農家の方が受講しています。

平成30年6月26日(火)に新しい村の「村の集会所」で第4回目が開催され、春日部農林振興センター農業支援部技術普及担当技師の石井裕也氏を講師に迎え、「病害虫防除と農薬の基礎知識」について学びました。

今回の講座では、野菜の病害や害虫について、多くの画像を使って説明を聞きました。例えば、夏作野菜に多い「灰色カビ病」は、死んだ細胞から発生するものなので、前作の残渣(野菜くず)をこまめに片付けることで防除できることや、害虫対策として、天敵となる益虫を増やすことで、農薬の使用を減らしていく工夫などをわかりやすく説明していただきました。また、農薬についても、メーカーごとにさまざまな製品名があるので、成分などについてラベルをよく読むことや、使用回数の確認、散布記録を残すことなどの注意点を学びました。

前回(第3回：5月22日開催)の講座で、受講者の畑の生育状況を実際に見学した皆さん。石井氏の説明にうなずきながら、熱心にメモを取り、質問も多く寄せられました。受講者の皆さんからは「病害虫の発生原因がわかって、これからの野菜づくりの参考になりました」という声も聞かれました。

全4回にわたった野菜づくり講座(春夏作野菜編)も今回で終了です。町では、今後も、新しい村森の市場結への出荷や直売農家を目指す農家の皆さんを対象とした野菜づくり講座を企画・開催していきます。