平成23年度 円空仏12体、宮代町の文化財に指定
- [初版公開日:]
- [更新日:]
- ID:3556
平成23年度 円空仏12体、宮代町の文化財に指定
町内にある12体の円空仏が町指定文化財に指定されました。円空仏は江戸時代前半、円空という僧によって彫られた像です。円空は、各地を廻り、それまでの仏像彫刻では見られなかったいわゆる「鉈彫り」と呼ばれる木切れを利用した独特の仏像や神像を作りました。その数は12万体とも言われていますが、現在残っているのは僅かです。埼玉県には、ことに宮代町を始め県東部地区に多くの像が残されています。おそらく日光街道、日光御成街道筋にあたることから、多いものと考えられています。
現在、町内には12体の円空仏があります。これらの円空仏は独特の表現をもち、同じものはないといわれています。このような特徴を持った像の一つとして、
また、各地を廻った円空の足跡の一端を知る資料として貴重なものです。また、町内の円空仏は和戸地区を中心とした御成道沿いに多く、小型のものが多いという地域性を持っています。こうしたことから、12体全ての円空仏が平成24年3月31日付けで町指定文化財として指定されました。
なお、郷土資料館では、宝生院所蔵の役行者倚像と旧本覚院所蔵の大黒天立像、恵比須天立像の3点を常設展示室で展示しています。
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/1.jpg)
阿弥陀如来坐像 和戸地内
個人所蔵
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/2.jpg)
恵比須天立像 和戸地内
旧本覚院所蔵
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/3.jpg)
恵比須天立像 和戸地内
旧本覚院所蔵
展示中
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/4.jpg)
護法神像 和戸地内
旧本覚院所蔵
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/5.jpg)
大黒天立像 和戸地内
旧本覚院所蔵
展示中
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/6.jpg)
如来形立像 須賀地内
真蔵院所蔵
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/7.jpg)
菩薩形坐像 和戸地内
個人所蔵
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/8.jpg)
菩薩形坐像 和戸地内
西方院所蔵 その1
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/9.jpg)
菩薩形坐像 和戸地内
西方院所蔵 その2
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/10.jpg)
菩薩形坐像 和戸地内
個人所蔵 その1
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/11.jpg)
菩薩形坐像 和戸地内
個人所蔵 その2
![](./cmsfiles/contents/0000003/3556/12.jpg)
役行者倚像 中地内
宝生院所蔵
展示中
お問い合わせ
宮代町役場教育推進課文化財保護担当(郷土資料館)
電話: 0480-34-8882
ファックス: 0480-32-5601
電話番号のかけ間違いにご注意ください!