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    郷土史料「真蔵院薬師如来縁起」

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    郷土史料「真蔵院薬師如来縁起」

    「真蔵院薬師如来縁起」は宮代町大字須賀に所在する真蔵院の薬師堂の縁起です。その縁起によると、「鎌倉時代奥州会津の伊藤修理大夫光重が無実の罪で鎌倉幕府の執権北条時氏に討たれました。光重の首を持った時氏の軍勢が須賀の地にさしかかると、急に光重の首が重くなり薬師の首に変わっていました。光重の家を訪ねると光重は傷一つ受けていませんでした。薬師の霊験を感じた時氏は光重を許しました。時氏はこの霊験のある薬師を鎌倉に迎え入れようとしましたが、重く動かすことができませんでした。ある夜、須賀の領主形辺左衛門尉が夢のお告げで薬師の堂を造ると、薬師の首は軽くなり、動かすことが出来ました。」という縁起です。

    また、伊藤修理が会津の人であったため、江戸時代、会津藩松平氏が参勤交代で杉戸宿に泊まった時は、使者の人が来て青銅1貫文を奉納したと伝えられています。

    この他、徳川家康が会津の上杉征伐のために小山城に向かった際休んだ場所である権現台についても触れられています。

    真蔵院の縁起は現時点で5種類があることが知られています。「身代り薬師如来縁起」は百間本村折原家文書、「薬師如来開扉」は百間中島村岩崎家文書にありました。真蔵院所蔵のものが「医王山真蔵院略縁起」、「薬師如来因縁記」、真蔵院薬師堂内に所在するものが「医王山真蔵院薬師如来縁起」です。すべて、活字化いたしました。

    薬師如来因縁記 真蔵院

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