04.旧石器・縄文時代の道具1
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ナイフ型石器
石の塊から剥ぎ取られた破片(剥片)の鋭利な一辺を刃部とし、全体をナイフ形に仕上げた道具です。皮をはいだり肉を切ったりする調理具または槍の先につけて獲物を突き刺して使われたといわれています。
細石器
約幅4~8mm、長さ3~4cm程度の小形の剥片石器で、東北アジア一帯で使用されていました。やじり、または木や骨などで作られた柄に複数の細石器をはめ込み、全体として一つの槍に仕上げるなど組み合わせて使う道具であると推定されます。
尖頭器
石の破片を両面および周辺に微妙な調整加工を施して先端を尖らし、槍の形に仕上げた旧石器時代の道具です。動物を突き刺すという機能を持ち、野生の鳥や獣などを捕らえる(狩猟)ために使用されました。
スクレイパー
剥片の縁辺に薄い刃部または一端に分厚い刃部をもつ石器です。対象物に直角に刃を立てて手前へと動かし、生皮に付いている脂肪など掻き取るためや、その他薄く切る、または木の皮を削り取る道具として使用されました。
石斧
石を打ち砕いて加工した石器です。柄に対して刃が直行するように装着された斧(手斧)は材木や骨などの加工に使われ、一方、柄に対して刃が平行するように装着された斧は木の伐採または土掻き具、土堀具に使用された工具です。
ヤジリ
動物を突き刺すために弓矢の先端に取り付け、遠いところにいる獲物を正確にしとめることを可能にした狩猟の道具です。やじりの威力は動物の毛皮を貫き通して骨まで突き刺さるほどあり、縄文人同士の闘争用の武器にもなったといわれています。
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