05 年貢割付状・年貢皆済状
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年貢割付状
領主から村に宛てて、その年の年貢(税金)の量を示した文書です。稲の収穫が終わった10月頃出され、11月頃までにすべて収めるよう書かれています。現在の請求書と同じです。
この文書は元緑15年(1702)に旗本細井六郎兵衛から出された久米原あての年貢割付状です。
年貢割付状
残念ながら前の部分がなくなっていますが寛政3年(1791)に本田(本村)に旗本永井氏より年貢割付状が出されていたことが確認されました。戸田家文書で明和5年(1768)の年貢割付状が須賀新田あて出されていますが、それに対応する須賀本村あての割付状です。それ以前は須賀村(須賀本村+須賀新田)あて300石の割付状が戸田家文書で確認されているため、いつの頃からか須賀村が本田(本村)と新田に分けられ割付状が出されるようになったと考えられます。
年貢皆済状
領主から村に宛てて出されたもので、年貢がすべて納入されたことを示す文書です。領主によっては皆済目録のように詳しく書かれ、1月頃に出されました。現在の領収書と同じです。
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