拝み、舞、合戦
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拝み
小絵馬に多く見られるのがこの拝み絵馬である。神仏に対するひたむきな祈りを込めて奉納したものである。奉納の理由は銘記されておらず明らかでないが、女拝みは子宝に恵まれるようにと、男の拝みは妻の安産を祈ったものと言われている。
この絵馬は女拝み絵馬で、松が描かれていることから子供が丈夫に生まれる様待つ(松)との願いから奉納されたものであろう。「埼玉県比企郡菅谷村字菅谷 小林すい」とあり、お産のため実家に帰り姫宮神社に奉納したものであろうか。(表No.40)
舞
赤頭に面は黒鬚、頭に竜戴を立て手に打杖をもっており、能の龍神出立の図であろうと思われる。明治31年の奉納で、大願成就とある。また、升居忠山という絵師によって描かれたものである。杉材に描かれている。(表No.24)
合戦
全体に剥脱が著しく内容ははっきりしないが、鎧兜に身を包み白刃をかざした5人の武者達の合戦の様子を描いたものである。勇壮な武者にあやかり丈夫で元気な子供に育つようにとの願いを込めて奉納したものであろう。(表No.22)
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