東粂原の獅子舞
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東粂原の獅子舞
獅子舞は埼玉県内で200ケ所にも伝承されていて、非常に盛んな伝統行事の一つです。宮代町では東粂原鷲宮神社で行われています。江戸時代から伝わり、昭和40年代に獅子舞の継承が危ぶまれたことがありましたが、地元の皆さんの熱意により昭和55年に復活し、毎年7月16日に近い日曜日に東粂原鷲宮神社の祭礼での奉納のほか、町内でのさまざまなイベントで舞が披露されています。
東粂原獅子舞の由来は?
江戸時代、新田開発が行われたが、利根川が氾濫し、作物はとれず疫病も流行した。これは新田開発により、当地の神々の怒りを招いたためと、獅子舞を習いうけ奉納した。以後山王様・雷電社・鷲宮の三社に獅子舞を奉納。明治以降、三社は鷲宮神社に合祀され、7月16日を祝日と定めて奉納。現在に至る。
獅子の舞
東粂原鷲宮神社の祭礼は、現在は毎年7月16日に近い日曜日に行われています。この日は午前11時頃から祭礼が行われ、13時30分ぐらいから獅子舞が演じられます。
- 神社の周りを一周する村回り
- 村回りから帰って神社の鳥居の前で「門がかり」
- 鷲宮神社の社殿前での舞
獅子舞はこの順番で行われます。鷲宮神社への獅子舞の奉納の演目は、「梵天」・「綱」・「花」・「悌子」・「弓」・「平庭」・「隠し」の順番です。以前はこの全演目を上演していましたが、現在は例年この中で四つくらいの演目を上演しています。
三匹獅子の名称と特徴は
男獅子、中獅子、女獅子と三匹のうち、男獅子と中獅子は男の獅子で、獅子頭に角があります。女獅子は頭上に宝珠があります。獅子舞の動作は基本的に同じですが、部分的に女獅子だけが違った動作をすることがあります。
ひょっとこの役目は?
ひょっとこは口先を尖らせて曲げている道化面です。獅子舞と同様に踊りますが、ベテランの獅子がこの約をして、経験の少ない舞い子を指導しながら舞っています。
天狗の役目とは?
天狗は、村回りの時に、獅子舞の一行を先導する役割があります。
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宮代町役場教育推進課文化財保護担当(郷土資料館)
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