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あしあと

    姫宮神社本殿、江戸時代中期の建築と判明!

    • [初版公開日:]
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    字姫宮の姫宮神社で文化財指定に係る事前の調査が実施され、姫宮神社本殿が江戸時代中期の正徳5年(1715)頃の建築であることが判明しました。従来、本殿の基壇に正徳5年の銘が刻まれていたため、漠然とその頃の建造物ではないかと推定されてきましたが、今回の調査では虹梁や木鼻などの建築部材や木割(建物の寸法)などから建築史学的に18世紀前半の建造物であることが判明しました。調査は、8月31日に現地調査をした後、埼玉県近隣で確実に年代が明らかになっている建築物を対象に比較し、検討が加えられたものです。宝永6年(1709)に建てられた与野氷川神社(さいたま市)や元禄8年(1695)の大悲願寺本堂(あきるの市)などの部材の装飾方法と非常に類似していました。また、姫宮神社本殿蟇股には十二支の彫刻が刻まれており、その配置は実際の方位にほぼ一致していました。埼玉県内の国指定・県指定の神社建築及び代表的な神社建築である85棟の中で姫宮神社は、古さでほぼ中間に属しており、三間社に限ると20棟中9番目の古さであり、埼玉県内においても非常に価値が高い建造物であることが確認されました。

    姫宮神社鳥居より拝殿を望む写真

    姫宮神社鳥居より拝殿を望む

    姫宮神社本殿と覆屋の写真

    姫宮神社本殿と覆屋

    姫宮神社境内配置図の画像

    姫宮神社境内配置図

    姫宮神社本殿・拝殿間取図の画像

    姫宮神社本殿・拝殿間取図

    本殿向拝の写真

    本殿向拝(南東より)

    本殿向拝虹梁絵様の写真

    本殿向拝虹梁絵様(与野氷川神社等と酷似)

    本殿中央間蟇股の写真

    本殿中央間蟇股

    頭貫木鼻・拳鼻絵様の写真

    頭貫木鼻・拳鼻絵様(与野氷川神社等と酷似)

    妻虹梁絵様の写真

    妻虹梁絵様(立浪が先駆的)

    正面高欄擬宝珠の写真

    正面高欄擬宝珠(形状が特徴的)

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