お口の健康教室

年齢を重ねると、舌や唇の筋肉が衰え、また、唾液の分泌も減ることで、食べこぼし、むせ、味がわかりにくい、口臭、声が出しにくい、などのトラブルが増えます。歯を失うと、しっかり噛むことができなくなります。このような、口の働きが衰えた状態を「オーラルフレイル」と呼びます。

ささいなトラブルも、積み重なると、食べる機能だけでなく、心身の機能まで衰えてしまいます。

オーラルフレイルの方はそうでない方に比べ、要介護認定や死亡のリスクが約2倍も高いという研究結果もありますので、早めの対策をしましょう。

〇固いものが食べづらくなって、柔らかいものばかり食べていませんか。

→柔らかいものばかり食べ続けると、口の筋肉が衰えて、食べられるものが減ります。

→食事量が減ったり、栄養バランスが崩れます。

→栄養不足から、筋力や体力が衰えます。

〇以前に比べてむせることが増えていませんか

→嚙む力や飲み込む力が低下すると、本来食道へ送られる唾液や食べ物、飲み物が誤って気管に入りやすくなります。

これを誤嚥（ごえん）といいます。高齢になると、誤嚥した際のむせる反応も起こりにくくなり、誤嚥性肺炎の危険が高まります。

腕や足と同じように、口の周りやのどの筋肉も鍛えることで動きをよくすることができます。

オーラルフレイルに備えて歯科衛生士による少人数指導が受けられる「お口の健康教室」で自分のお口の状態に合わせてブラッシングや嚥下の指導を受けませんか。

下記のチェックリストで「はい」が2つ以上の方は受講できます（先着順）

開催期間 1コース2回　　年間3コース
会場名 進修館　食堂
講座時間 13時00分～14時30分　
定員等 1コース4名（定員を超える申込みがあった場合は、14時45分～16時15分にも追加で実施します）

詳しくは広報5月、8月、11月号に掲載します