須賀島自主防災会・災害図上訓練(DIG:ディグ)の研修会が開催されました。
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地図を囲んで地域のことを考えました。



5月23日(日)、須賀島集会所において、須賀島自主防災会役員を対象とした災害図上訓練(DIG:ディグ)が開催され、29名の方が参加しました。DIGは、地域の地図を囲み災害対応のイメージを高めるもので、ゲーム的な要素も取り入れられています。まずは、コミュニケーションづくりのため、グループごとに自己紹介から始まりました。その後、過去の地震被害のビデオを見て、地震の怖さを再確認しながら、地区内の避難場所や要援護者施設などに印をつけたり、狭い道や危険と思われる箇所をマジックで囲んだり、みんなで地域の情報を書き込みながら、楽しい雰囲気で行われました。



1時間程の地図づくりの後、できあがった地図を見ながら、災害時の課題などを模造紙にまとめ、発表会を行いました。発表では、「地区の周辺に医療機関が少ない」「食料品を確保できる店舗が少ない」「住宅密集地域があり、消防活動がしにくい」「地域内は危険な狭い道が多い」などの意見が次々と出てきて、今後取り組むべき課題が明らかになっていきました。終わりにアドバイザーとして参加した町危機管理担当職員から「地域の実情を把握することは、とても大切なこと。また、明らかになった課題をさらに話し合い、課題解決のための具体的な行動に出ることが必要。」とコメントがありました。

参加者からは、「地図に書き込むことによって、いろいろな課題に気付くことができた」「今回の研修をきっかけに、班の役割を1年かけて研究をしていきたい」という感想が聞かれました。最後に、被害を軽減するために最も有効な「家具の固定方法」についてビデオを視聴しました。町職員から「家に帰ったら、家具の固定をすぐにしますか」と尋ねたところ、全員の方が手を上げました。(上がその時の写真)会長の志賀さんのお話では、須賀島地区では、地区の班長が自主防災会の役員を兼ねているため、毎年役員が交代してしまう。そのため、今後も地道にこのような研修を続けることで、すみずみまで、地区の防災意識の向上に努めていきたいとのことでした。
ぜひ、あなたの地区でもDIGの研修をやってみてはいかがでしょうか。
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宮代町役場町民生活課危機管理担当
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