第3章 重点構想 構想1 人、活動、地域をつなげる
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構想1 人、地域、活動をつなげる
一人ひとりの「顔」が見え、「つながり」を実感できる社会は、そこで生活する人に、モノや制度以上の安心感や充実感をもたらすことができます。特に人口減少、超高齢化が進む中では、買い物難民対策、高齢者への見守り、子育て支援、バリアフリー化など、多くの分野においてこうした社会の実現が求められています。
これらを実現する糸口となるのが、第一に地域コミュニティです。
地域におけるマンパワー、ボランティア力は重要な要素です。しかし、行政が「側面支援」というあいまいな手法で関わるならば、地域コミュニティの力を最良な形で引き出すことは難しく、現実を前に進めることはできません。行政はこの力を引き出すための動機付けとなる積極的な施策を展開する必要があります。そして、継続的な地域活動の推進役となるキーマンを探し出すことも重要です。
そして第二に地域を横断する形で、同じ趣味や目的を持つ者同士のつながりが町の中にあることが重要です。
子育てネットワークや高齢者をサポートするボランティアのネットワーク、街おこし、観光、産業などの市民活動や生涯学習活動が、町の中のさまざまな場面で展開され、時には行政と、時には自治会と、あるいは団体同士が共同の作業につけるよう、その実現に向けた作業を始めます。行政主体の市民活動スペースや進修館の運営も見直していきます。
方針1 自治会内の自主活動が地域を強くし、町の活力を生む
地域や自治会の継続的な活動では、区長や自治会長だけでなく、それぞれの活動の中心となるキーマンが推進役となることが大切です。キーマンが活動を通して人材を育て達成感を共有することが、次の活動へと広がる活力ある地域社会をつくります。
方針2 小さな拠点(集会所)からの新たな展開
地域の人が集会所で食事を作り高齢者への宅配や、サロンを開催したり、学校帰りの学童がお年寄りや学生ボランティアと過ごすことで、地域ぐるみの見守りを行います。こうした地域コミュニティ活動を集会所から広げていきます。
方針3 市民による市民活動支援
町を横断する市民活動やNPO活動、趣味の活動を盛んにし、それぞれがつながり協力できるネットワークづくりを進めます。また、そうした市民の活動を他の市民や市民グループがみんなで支援していく仕組みを構築していきます。
方針4 大きな拠点(進修館)からの新たな展開
方針5 拠点どうしの連携による大きなコミュニティ
子育てや高齢者を地域でサポートする町内三世代タウンの実現を目指し、各地域の拠点や市民活動が、必要に応じて結びつくネットワークを構築します。また、主要施設を結ぶ町内循環バスは高齢者の利便性を高め三世代タウン(※1)の交通機関として運行します。
※1 祖父母、父母、子の三世代で構成される家族を地域や町に置き換え、三世代が補完しあう関係を地域ぐるみ、町ぐるみで作り出していこうという考え方。
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