ザリガニ回収箱の設置について(2026年9月15日)
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町長への手紙の内容(ご提案、ご意見)
近年、外来種の増加により日本固有の在来種が脅かされているというニュースをよく目にします。県内ではクビアカツヤカミキリが話題となり、宮代町でも図書館前でアライグマを見かけるなど、外来種の問題は身近なものです。「農のあるまちづくり」というコンセプトのもと進められている町づくりは素晴らしいと感じています。同時に、より広い意味で町の自然を保全し、「日本らしさ」「宮代町らしさ」を子どもたちに残していきたいと思います。
子どもたちにとって身近な自然といえば新しい村ですが、そこで大量に生息している外来種が「アメリカザリガニ」です。宮代町では、ホタルの自生を目指して活動が続けられていますが、なかなか成功していません。その背景には、ホタルの幼虫を食べてしまうアメリカザリガニの存在があります。毎年ザリガニ釣り大会が開催されていますが、1日だけでは増加を食い止めることはできません。一方で、子どもたちは毎日のようにザリガニを捕まえて遊んでいます。しかし、親御さんの言いつけや、命を大切に思う気持ちから、捕まえたザリガニを用水路に戻しています。そこで提案したいのが、新しい村への「アメリカザリガニ回収箱」の設置です。ザリガニも、人間に連れてこられた結果、増えたから減らされようとしているだけで、一つの命です。その命をできるだけ無駄にせず、活用する方法はないでしょうか。
例えば、回収したザリガニを動物園の動物たちの餌として活用することはできないでしょうか。毎日新しい村で遊ぶ子どもたちにも協力してもらい、動物園などとも連携してアメリカザリガニを減らす。そして、かつて生息していたホタルやメダカ、小魚、ドジョウたちが戻ってこられる環境を取り戻す。
子どもたちと一緒に、本来の自然に近い姿を取り戻していくことは、町にとっても、子どもたちにとっても、大切な取り組みになるのではないでしょうか。
手紙への回答
このたびは、アメリカザリガニの回収箱の設置について、大変具体的で興味深いご提案をいただき、ありがとうございました。お手紙から、お子さまと日頃から町の自然に親しまれ、豊かな環境を守りたいという想いが伝わってきました。
現在、アライグマ、クビアカツヤカミキリといった特定外来生物は身近なところに存在・日々増加し、町ではその対策に苦慮しています。そしてアメリカザリガニは、2023年6月から「条件付特定外来生物」に指定され、その取扱いに一定の規制が設けられました。この規制では、アメリカザリガニを捕獲・回収することは禁止されていませんが、生きたまま野外へ放出することは禁止です。
仮に設置した回収箱からアメリカザリガニが逃げ出してしまった場合、「野外への放出」に該当してしまう恐れや、大量のザリガニを回収・保管すると、著しい悪臭の発生や害虫の誘引・感染症のリスクなど、周辺の衛生環境を損なう恐れがあります。衛生管理と安全性の確保を考えると、回収拠点を設けることは難しいと考えます。これらのことから、ご提案いただきましたことは、町として対応することが難しい状況です。
なお、町としては、外来種対策について今後も多くの皆様のご協力を得ながら、環境保全に向けた啓発活動等を通じ、持続可能な方法を模索してまいります。引き続き、本町の環境行政にご協力くださいますようお願いします。
この度は貴重なご意見をいただき誠にありがとうございました。
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