ディスポーザについて

ディスポーザとは、台所の排水口に取り付け、生ごみなどを排水口から投入し、細かく粉砕し水道水とともに排水する設備です。生ごみなどが発生する度にその場で処理できる便利さから一般家庭でも普及しています。

直接投入型ディスポーザは、生ごみなどが下水道管内にたまり、悪臭、管きょ詰まりの原因となることや、水質悪化、下水処理場の機能低下などを招くので、使用しないでください。

なお、公益社団法人日本下水道協会が定める「下水道のためのディスポーザ排水処理システム性能基準（案）」によるディスポーザ排水処理システムにより適切に処理する場合に限り使用することができます。また、使用可能製品は、規格適合評価および製品認証を受けたものになります。

排水処理システムは、(1)ディスポーザ部、(2)排水配管部、(3)排水処理部の三つの部位から構成され、生ごみをディスポーザ部により破砕し排水配管部を通過し、排水処理部で処理するシステムのことです。

1. ディスポーザ部　生ごみを破砕する部位
2. 排水配管部　ディスポーザ排水と台所排水又は厨房排水を搬送する部位
3. 排水処理部　破砕された生ごみと台所排水又は厨房排水を併せて処理し、汚濁負荷を低減するとともに生ごみ又は汚泥を貯留する部位

排水処理部は、生物処理タイプと機械処理タイプに分けられます。

処理システムが正常に機能し、安定した処理水の水質を確保するため、下記のとおり維持管理を行ってください。

1.  保守点検の頻度と点検項目は、規格に適合したシステムの仕様書及び維持管理要領等を基に実施
2.  汚泥清掃及び乾燥ごみ等の取り出し頻度は、規格に適合したシステムの仕様書及び維持管理要領書等を基に実施
3.  排水配管部の清掃は、年1回以上行うことが望ましい。
4.  システムからの流出水の水質検査は、各項目について年1回以上行う。

公益社団法人日本下水道協会　下水道のための ディスポーザ排水処理システム性能基準 (案) 平成25年3月（別ウインドウで開く）