宮代町人権作文発表会及び宮代町人権教育推進協議会第2回研修会を開催しました
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宮代町人権作文発表会及び研修会を開催しました
12月6日(金)笠原小学校において、宮代町人権作文発表会および宮代町人権教育推進協議会第2回研修会を開催しました。
前半の人権作文発表会では、町内の小学2年生以上の全児童・生徒から選ばれた8名(うち1名欠席)による、人権に関する優秀な作文の発表が行われました。
発表者の皆さんそれぞれの体験に基づく「人権」に対する思いについて、大きな声ではっきりと、堂々とした態度で発表がなされ、素晴らしい発表会となりました。
後半の宮代町人権教育推進協議会第2回研修会においては、「日常の人権Ⅰ~気づきから行動へ~」という人権啓発映像を上映しました。
この作品は、各種人権テーマについて、まずドラマにより人々の心の中にある偏見を伝え、続いてドキュメンタリーにより差別や偏見などで苦しむ人々の心の痛みを伝えるという構成のものです。今回は「女性の人権」「子どもの人権」「高齢者の人権」の3つのテーマについて視聴しました。
町教育委員会では、人権啓発の一助とすべく、多くの啓発映像を所有しております。学校や団体等において人権啓発映像の視聴を検討される際には、生涯学習・スポーツ振興担当までお問い合わせください。


女性の人権について
女性は、男性とは違った身体的特徴を持つことから、時には男性とは違った配慮を必要とすることがあります。ただ、これは性別の違いを理由として、自らの能力や個性を制限されたり否定されるものではありません。
また、言うまでもなく男女は人として平等であるため、その人権は、性別に関わらず尊重される必要があり、女性が社会のあらゆる分野での活躍に参画し、その能力を発揮できる機会が確保されなければなりません。
ただ、この機会確保の妨げとなっている大きな問題のひとつが出産・子育てに伴う休暇・休業です。出産は生物学上、女性にしか務まらない大切な役割ですが、妊娠初期から産後までの長期間、大きな身体的負担を強いられます。そのため、少なからず長期間の休暇・休業が必要となり、それが「男は仕事、女は家庭」といった性別による固定的な役割分担意識を形作ってきました。
この固定観念を打ち破るうえで有効となるのが「男性育休」ではないでしょうか。
ひと昔前までは育休を取得する男性は極めて稀でしたが、政府主導で男性育休を推進していることもあり、近年、取得しやすい風土や雰囲気が急速に企業・団体等に根付いてきているように感じられます。
男性も積極的に育休を取ることで、育児が女性だけの仕事ではないという常識が社会に根付いていき、ひいてはそれが女性の社会的活躍に繋がっていくはずです。
このことに限らず、日常生活の中で当然だと思い込んでいることの中に潜むジェンダーに気づき、その視点からさまざまな慣習を積極的に見直していくよう、皆さん一人ひとりが意識してみてください。その意識が、全ての人が生きやすい社会を作る礎となるでしょう。


お問い合わせ
宮代町役場教育推進課生涯学習・スポーツ振興担当
電話: 0480-34-1111(代表)内線433、434、435(2階18番窓口)
ファックス: 0480-34-4152
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