第2回稲作講座を開講しました!
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稲作講座を開催しました!
7月6日(土)に第2回稲作講座を開催しました。今回の講座では、前半で受講者全員のほ場を巡回し、後半では、春日部農林振興センター技術普及担当の日野部長と中村技師から「水稲の生育状況と今後の管理について」の講義が行われました。
ほ場巡回~水稲の生育状況を確認~
まず、受講者全員でほ場を巡回して、稲の生育状況や中干の具合、一株当たりの茎数や葉色などをじっくりと観察しました。4月以降平年よりも気温が高い日が続き、田植え後も平年並みか平年より高温で推移していることもあって、稲の草丈が平年よりも高く、茎数も多い傾向となりました。また、生育が早まっているため、一部の水田ではすでに幼穂が形成されつつあり、穂肥の施用時期を迎えていることが確認できました。
ほ場巡回の様子
葉色板を用いて葉の色を観察
幼穂長を観察
ヨードカリ反応を用いて栄養状態を観察
また、出穂前にもかかわらず、不稔や斑点米被害を引き起こす「イネカメムシ」がすでに水田内に飛来しているのが確認でき、イネカメムシの防除のポイントについて説明がありました。
イネカメムシ
水田へ飛来したイネカメムシ
講義~水稲の生育状況と今後の管理について~
講義では、「水稲の生育状況と今後の管理」をテーマとして、ほ場巡回の総括や高温障害対策、そしてイネカメムシへの対策について学びました。高温障害対策では穂肥の時期と施用量に加え、間断かん水等の水管理について紹介がありました。
また、イネカメムシは1日で約5粒の米を食害するとの話があり、適切な防除や出穂時期の水田畦畔等の除草を控えることが重要であることを再確認しました。
イネカメムシの発生予察情報につきましては、埼玉県ホームページ(別ウインドウで開く)をご参照ください。
講義の様子
次回の講座では
次回(第3回)の講座では、今年1年間の米づくりを振り返り、次年産に向けた課題などを検討する内容となっています。開催は10月下旬頃を予定しており、第3回講座のみの受講も可能です(第3回は参加費無料)。受講を希望される方は、講座申込書により産業観光課農業振興担当までお申し込みください。
受講者募集案内
講座申込書
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お問い合わせ
宮代町役場産業観光課農業振興担当
電話: 0480-34-1111(代表)内線262、263、266(2階14番窓口)
ファックス: 0480-34-1093
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