道路のあり方についての要望(2023年9月22日)
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町長への手紙の内容(ご提案、ご意見)
道路のあり方についての要望 《その1》
要望の対象になる区間の道路は、山崎交差点西側にある[うどん店]南側入口のある地点から、浅間神社東側の三叉路に向かう北西方向にほぼ一直線に伸びる区間の道路です。そして、要望の対象は、その区間にあるガードパイプを設置した狭さく部についてです。結論としては、「ガードパイプを使った狭さく部を撤去してください。」というのが要望です。
この区間の道路は、うどん店南側入り口角にも看板が設置されているとおり、「新しい村」への有効な進入路の1つです。「新しい村」は、この町が力を入れている数少ない観光施設であり、町民の憩いの場です。 しかし、その道路に設置された狭さく部は、なんとも不似合いで無粋な構造物だと言わざるを得ません。「ゴミを捨てないように!」との表示物がつけられていますが、まさか、それが目的の狭さく部ではないはずです。 狭さく部の通行可能な幅は約3.2mで、朝夕の通行量の多い時間帯には、実質的に交互通行になっています。また、狭さく部の南東側では、大型のトラックが待機しているかのように路上駐車していたり、大型トラックが荷台の上の片付けをする光景も見かけました。確かに、片側をあけておけば、問題ないだろうと思わせる道路です。ガードパイプの影響だと感じます。 以前、狭さく部のガードパイプが路側にずらされて、幅が広がっていましたが、現在では、元の位置に戻されていて狭くなっています。グーグルマップの空撮には、幅が広がっていた時期の画像がまだ残っています。
ガードパイプは工事中の区間でよく使われるものですが、姫宮交差点南側には、道路拡張後も東側車線には、ガードパイプが設置されたままです。この区間の設置目的はだれの目にも明らかで、納得のいく合理的な措置だと思います。しかし、今回要望している区間の狭さく部に関しては、納得のいく理由が見当たらない上に、円滑な通行の妨げにもなっており、街づくりの観点からも、見苦しいものなので、早めに撤去していただきたいと思います。設置したからには、何らかの理由があったのだと思いますが、国交省の資料によれば、それらを解決するスマートな方法は、ほかにもなるのではないでしょうか。
道路のあり方についての要望 《その2》
要望の対象になる区間の道路は、[要望その1]と同じです。そして、要望の対象は道路沿いの側溝の使い方についてです。 結論としては、「側溝を私設ダムで堰き止めて、田んぼの水管理に利用する方法を、容認するのは止めてください。」というのが、私の要望です。この区間の道路南側の側溝では、東側でも西側でも、私設ダムが作られ、水稲の成長期には、側溝南端の水深が継続して55~60cmにも達することがあります。いったん人が落ちてしまったら大変です。そして、西側の側溝では、路面にあふれ出ていることも頻繁にありました。もちろん路側の白線も隠れてしまいます。ちょっとした降雨があると、一層広い範囲が冠水することになります。
この区間の道路は、その昔、拡張整備されていますが、最初から、今のような状態ではなかったと思います。歴史的経過で、コンクリート畔に破損や亀裂が発生するようになり、苦肉の策として私設ダムが作られたのではないでしょうか。そして、それを町も容認してきたのではないかと感じています。 農家の方が稲作で苦労されているのも理解できます。しかし、そのありさまは、普通ではありません。そして、今後も現状を続けることは、町政の災害対策への甘さを感じさせる疑念につながりかねないとも感じます。 また、見方を変えると、生活雑排水も流入する側溝の水で作るお米って、「どうなんだろうか」とも考えてしまいます。このような水管理で稲作を行っているところを見たことがありません。 調和のとれた整然とした「農ある街」にすべきだと考えます。
田んぼもお休みの期間に入りますので、これからも、稲作をつづけるのであれば、重機を入れて、用水路と側溝兼排水路を機能的に分離する整備を行うべきではないでしょうか。また、そのような工事の費用対効果や稲作の将来に問題があるのであれば、思い切って、町が主導する作付け転換や多目的利用を考えてみてはいかがでしょうか。田んぼの草取りまで手が回らないようにも見られます。農を生かす街づくりは、すでに、「新しい村」で経験済みですから、その第2弾としての位置づけも考えられます。 利便性に優れた山崎交差点のそばなので、「道の駅」にも向いていると思います。
手紙への回答
〇〇様におかれましては、日頃より町の道路環境維持へのご協力やさまざまなご提案などをいただき誠にありがとうございます。また、この度は、道路のあり方についての町長への手紙をいただきまして誠にありがとうございます。それでは、今回2通のお手紙をいただきましたので、順次お答えしてまいります。
■まず、1通目の道路のあり方について《その1》につきましてお答えいたします。
山崎交差点西側にある[うどん店]南側入口のある地点から、浅間神社東側の三叉路に向かう北西方向にほぼ一直線に伸びる区間の道路(町道第54号線の一部区間)の周辺については、水田の耕作を行いやすくすることを目的に、水田を整形にし、道路や水路を整備する土地改良事業が行われた区域です。
当該道路につきましては、土地改良事業により農道として整備し利用されていた道路を、後年アスファルト舗装等の整備を行ったものです。
狭さく部につきましては、農作業を行う際の安全確保のために地元住民や耕作農家の方からの要望があり、農作業スペースの確保や自動車のスピードの抑制の効果を期待し、設置したものです。
○○様のおっしゃる通り、新しい村へのアクセス道路としても大切な道路と認識しておりますが、町といたしましては、三叉路の交差点での一時停止やスピードの減速といった安全確保、また、大型車の進入防止だけでなく、近年の舗装の劣化の対策といたしましても、狭さく部は必要な物と考えております。
■次に道路のあり方についての要望《その2》についてお答えいたします。
前段で申し上げたとおり、こちらの道路は、過去の土地改良事業により農道として整備したものでございますので、お手紙でいただいた側溝につきましても後年の再整備時に、耕作農家の方々と話し合い農業用・排水路及び道路排水路を兼用して造られた経緯がございます。
以来、農繁期には田んぼの耕作者の方々が、堰板などの設置により水位を調整し取水や排水をしております。また、これら堰板などの設置のほか、側溝の浚渫などの機能管理につきましても、実質的に各耕作者の方々にお願いしております。
こうしたことから、地域の稲作農家や耕作者の方々にとって、農業用水路として必要な施設として機能しているものでございますので、町としても現状の使用形態を継続していきたいと考えております。
なお、ご提案の作付け転換や多目的利用など、将来的な土地利用につきましては、現時点ではお答えできる状況にございませんので、貴重なご意見として今後の参考にさせて頂きたいと存じますので、ご理解いただきますようお願い致します。
町としましても、県道及び主要町道が交わる山崎交差点周辺につきましては、〇〇様がおっしゃるとおり新しい村や町立図書館、又は東武動物公園などへアクセスする玄関口として非常に重要なエリアであると認識しておりますので、今後におきましても町道第12号線の整備完了はもちろんのこと、冠水対策などの災害対策にも注力してまいりますので今後とも、ご協力をお願い致します。
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