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あしあと

    散歩道□■□■ その場所で生まれる演劇小作品集vol.1 進修館を遊ぼう

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    その場所で生まれる演劇小作品集vol.1 進修館を遊ぼう

    みんなが地域の特派員 濵田 眞明

     進修館の利用を募り盛り上げるためのイベントとして、8月23日から26日まで「劇団みんなのはらっぱ」が企画公演を行いました。初日の23日は子ども向けの演劇がありました。プロの俳優3人と一緒に、進修館をかけ回って物語の世界を進み劇を作り上げるという企画の創作劇だそうです。今回のストーリーは『星の王子様』ということです。

     主演俳優は、「うんぽこ☆ぷっころみん」というユニットのコロプチカさん(こころ役・・・ぼく、キツネ等)、七味まゆ味さん(パマの役・・・6つの星の人、ナレーション)、劇団みんなのはらっぱ主宰・深谷由梨香さん(プリカ役・・・王子様)の3人のメンバー構成で、ほかの人達やお客さんは皆観客でありながら出演者です。

     公演は約1時間で、午前の部は10時から進修館2階ロビー廊下と広場での演技、午後の部は14時から大ホールと広場での演技でした。

     午前10時、いよいよ開演です。進修館2階ロビーから外に出たところから、午後は14時に大ホールに入ったところから劇は始まっていました。

    『星の王子様』

     操縦士の「ぼく(作者)」は飛行機の故障でサハラ砂漠に不時着する。1週間分の水しかなく、誰もいないと思い孤独で不安な夜を過ごす。翌日一人の少年と出会う。話しをするうちに少年がある小惑星からやってきた王子であることを知る。

     王子の星は家ほどの大きさで、3つの火山と巨大なバオバブの芽、王子が美しいと思い大切に世話した1輪のバラの花がある。ある日バラの花とけんかしたことをきっかけに、他の星の世界を見に行く。あらゆる星を見て回るが、行く星々は変な人ばかり。(1)自分の体面を保つ「王」、(2)賞賛の言葉しか耳に入らない「自惚れ屋」、(3)酒を飲むことを恥じそれを忘れるために飲む「呑み助」、(4)「実業家」、(5)1分で一回自転しながらガス灯に点火と消火を繰り返す「点燈夫」、(6)自分の机を離れたことのない「地理学者」。そして、6番目の地理学者の勧めを受けて、王子は7番目の星、地球に向かう。

     地球に降り立つとまずヘビと出会う。その後、高い火山を見て、数千本のバラの群生に出会う。自分の星を愛し、自分の小惑星の火山とバラの花を愛おしく、特別に思っていた王子は、自分の愛した小惑星、火山、バラはありふれたつまらないものであったのかと思い泣いた。

     その王子の所にキツネが現れる。悲しさを紛らわせるため遊んでほしいとキツネに頼むが、仲良くないと遊ばないとキツネはいう。キツネは「仲良くなる」とは、『あるものとそのあるものは同じ形をしていても、全く違う感情を抱くことができること』だと説明する。王子はここで自分の惑星にある一輪のバラがどれだけ大切な存在であったのかと気付かされる。キツネと別れる時、王子はキツネと仲良くなれていたことに気づく。別れの悲しさの前に「相手を悲しくさせるなら、仲良くならならなければよかった。」と思う王子に、「黄色く色づく麦畑を見て、王子の美しい金髪を思い出せるのなら、仲良くなったことは決して無駄なこと、悪いことではなかった。」とキツネは答える。別れ際、王子は「いちばん大切なものは見えない。友情とはなにか、どうして友情はかけがえのない存在なのか。」をキツネから教えられる。

    ・・・・・・・進修館広場を駆け回り、まだまだ劇は続き・・・・・


     日々飛行機を修理するかたわら、こんな話を聞いていた「ぼく」は、水が底をつき、途方に暮れる。井戸を探しに行こうという王子に、砂漠の中にあるわけないと思いながらついて行く。すると本当に井戸を発見する。水を飲みながら、王子が明日地球に来てちょうど1年になるということを聞く。そして王子はその場に残り、「ぼく」は飛行機の修理の為戻っていく。翌日、奇跡的に飛行機が直り、王子に知らせに行くと、王子はヘビと話しをしている。1年前と星の配置が全く同じ時に、ヘビにかまれることで小惑星に帰れるというのだ。別れを悲しむ「ぼく」に、「自分は自分の星に帰るのだから、君は夜空を見上げてその星のどれかの上で、自分が笑っていると想像すれば良い。そうすれば君は星全部が笑っているように見えるはずだから。」と語る。

     午前のクライマックスは広場左の丘の上で・・・午後の大ホールはスポットライトの有る客席最上段で、寝転び星空を見上げてそれぞれ何を感じ取ったのか・・・・・劇は、そこで幕を閉じました。

     お客さんの反応は、「一人で何役もやっているのに切り替えがすごいです。」「自然な感じですごい、びっくりしました。」「すごいなぁ~って世界観が、なんか吸い込まれるような感じで、客席で見ているのと違い、ジブリ感(進修館の建物)もあって楽しかったです。」と言う様な声を何人かから頂きました。

    このような劇を見るのは初めてで、一緒について回りとても楽しかったです。宮代町の劇団です。幼稚園や学校で、この様な心に残る児童劇を見せて頂けたら、子ども達も喜ぶのではないかと思います。

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