みやしろ文芸
- [初版公開日:]
- [更新日:]
- ID:21393
広報みやしろ『みやしろ文芸』にお寄せいただいた全作品をご紹介します。
12月号
湯気立てて薬缶元気に吠える朝 武藤芳夫
台風の目にさす薬思考中 渡辺 進
理科室のお化け屋敷へ文化祭 原 崇雄
年越しをずるずる延ばすソバの音 浅倉孝郎
こたつにて亡母の手ほどき編み物す 森山恒子
故郷の薫り閉じ込め柿届く 清川育代
健診は身の安全を守るため 上野孝治
財布見てため息増える師走かな 横手敏夫
道佛に笑顔を配ぶサンタクロース 古山陽一
プレゼント何にしようかまよい中 古山 縁
プレゼントゼルダのでんせつくださいな 古山 結
冬至の日平和願ってカボチャ煮る 村田みつ子
クリスマス思い出すのは巴里の街 渡部道子
日めくりの薄さに急かるる年の暮 森本君江
古川の土手に七羽の白鳥の姿を見たり霜月の朝 島村貞子
街路樹の風吹くごとに落下する道はカラフル落葉の季節 佐藤よし江
認知症危うい夫の買い出しにわれは後を追い駆けてゆくなり 濵島宗雄
自転車で挨拶して行く少年の揺れる背中にサッカーボール 納谷千代
十五夜に供えし果物栗ごはん月を拝めず食べる空しさ 濵田恒雄
泣き止まぬ吾子にスマホタップさせママは黙して車窓見てる 冨澤鎮男
どうしても思い出せない遠い記憶そっとしておこうこのままずっと 宇津木さえ
かみ長く帽子かぶりマスクして背たかくしてみんな美人ですネ 秋谷昭代
立冬に豆腐もねぎも春菊も皆生きている鍋の友達 金子輝男
近道は健常者持つ特権だ我障害者歩数を稼ぐ 新井景次郎
有りがとう本年も無事新年を迎える至福感謝の合しょう 矢島忠愛
広報みやしろ文芸の申込について
俳句、短歌等の投稿方法は、住所・氏名・電話番号を記入し、郵送またはメール
郵送:〒345・8504 宮代町役場「広報みやしろ」
メール:voice@town.miyashiro.saitama.jp
※漢字には必ずふりがなをつけてください。連絡先や名前がなく、俳句短歌等の内容が確認できない場合は、掲載できません。
※毎月10日までに投稿いただいたものを翌月掲載します。
※楷書での記入をお願いします。
※広報紙の紙面に限りがあるため、投稿者多数の場合は抽選での掲載となります。
お問い合わせ
宮代町役場総務課秘書広報担当
電話: 0480-34-1111(代表)内線206、207、208(2階9番窓口)
ファックス: 0480-34-7820
電話番号のかけ間違いにご注意ください!
