ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

あしあと

    令和5年産の米づくりに向けて 稲作講座開講しました!

    • [初版公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:21228

    稲作講座を開催しました

    この講座は、稲作経営を引き継がれた方や栽培管理に関する米づくりの基本的な技術を再確認したいといった稲作農家の方を対象に、全3回のカリキュラムで宮代町とJA南彩との共同事業として毎年実施しているものです。

    「栽培技術編Ⅰ 水田雑草管理の基本」

    3月4日(土)新しい村「村の集会所」において第1回講座を開催し、5名が受講しました。JA南彩営農経済部営農支援課の藤原氏を講師に迎え、「水田の育苗から中干しまでの病害虫と雑草の防除」について学びました。

    水稲の育苗について

    「苗半作(なえはんさく)」という言葉があります。この言葉は、農業の世界で昔から伝わる言葉で「苗の出来によって作柄の半分が決まる」という意味です。それくらい苗作りは重要で大切な作業になります。講義では、まず、「水稲育苗のポイント」として播種時から育苗期に至る過程で発生しやすい病害の事例や防除に役立つ薬剤が紹介されたほか、ビニールハウス内の温度管理等について説明がありました。

    田植前から田植え後の水管理について

    お米を栽培するうえで避けては通れない作業が雑草対策です。田んぼ内に雑草が生えてしまうと、本来稲が必要としている肥料成分を雑草に奪われてしまったり、規律的に植えられた稲の生育範囲を雑草が阻害してしまうなど、稲の健全な育成に悪影響を及ぼし、お米の収量や品質の低下を引き起こしてしまいます。講義では、水稲用除草剤の安定した効果が得られる水管理のポイントについて学びました。

    • 畔をしっかり大きく作る
    • 丁寧な代かきで均平に
    • 田植え後は深水管理(5~8センチ)
    • 除草剤散布後7日間は落水をしない
    • 水が少なくなってしまった場合の入水は静かに

    講座の様子

    講座風景2

    講座の様子

    講師の藤原氏

    斑点米カメムシについて

    斑点米カメムシにより吸汁加害されて変色した着色粒の混入は、お米の等級を下げる大きな要因となっています。玄米1000粒中、着色粒が1粒混入しただけで2等米、同3粒混入で3等米、同7粒以上混入すると等外米に格付けされてしまい、農家にとっては収入減少に直結するとても厄介な害虫です。近年、全国的に斑点米カメムシによる被害が増加傾向で、宮代町においても被害が確認されています。講義では、農薬を使った適正防除や水田周辺の雑草管理を徹底することで繁殖の抑制につながることなど、被害を防止するための対策が紹介されました。

    受講した方からは「今回学んだことを今年の米づくりに活かしていきたい」「害虫防除の方法を丁寧に説明していただき大変分かりやすかった」など、感想が寄せられました。

    次回(第2回:7月1日開催予定)では、受講者全員の田んぼを巡回して、田植え後2ヵ月程度経過した時期の稲の生育状況や栄養状態を確認する予定です。


    お問い合わせ

    宮代町役場産業観光課農業振興担当

    電話: 0480-34-1111(代表)内線262、263、266(2階14番窓口)

    ファックス: 0480-34-1093

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム