人権それは愛 6月号ー東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けてー
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東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて ~人権について今一度考えよう~
延期となっていた東京オリンピック・パラリンピックの開催が間近に迫っています。オリンピックはもともと、スポーツを通した教育や平和のために誕生した祭典で、人権と深い関わりがあります。
「近代オリンピックの父」と呼ばれるフランスの教育家、ピエール・ド・クーベルタン男爵は、スポーツは体を鍛えるだけでなく、心身の調和のとれた人間を育成し、フェアプレーの精神や友情、道徳、連帯感を育むことができると考えました。さらに、国際的な競技会で他国の選手と親しくなり、多様な文化や芸術に触れることで、平和な社会の実現につながると考えたクーベルタンはオリンピックのあるべき姿として、「オリンピズム(オリンピック精神)」を提唱しました。
国際オリンピック委員会が定めるオリンピック憲章には、人権尊重の理念として、「権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会のルーツ、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない。」とうたわれています。
東京オリンピック・パラリンピックはコロナ禍での開催ということもあり、世界からより一層の注目を集めます。国籍の違いや障がいの有無等、さまざまな違いを理解し、相手の気持ちを考え、お互いの心を通わせることが求められます。
開催国として、世界のお手本となれるよう、今一度人権について考え、意識を変えていく必要があるのではないでしょうか。
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