ジェネリック医薬品を活用しましょう
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ジェネリック医薬品とは?
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品の特許期間が過ぎたあと、先発医薬品と同じ有効成分で製造した薬のことです。
先発医薬品に比べて開発費を抑えられるため、ジェネリック医薬品の価格は先発医薬品の2~7割程度です。ジェネリック医薬品に替えることができたら、医療費・家計負担をもっと軽くすることができます。
ジェネリック医薬品を使うと自己負担はどのくらい安くなるの?
一概にいくら安くなるとは言えませんが、代表的な生活習慣病の薬代を比較すると次のようになります。高血圧や糖尿病などで継続的に薬を服用している方や、複数の薬を服用している方は、薬代を減らす効果が特に大きくなります。
例:それぞれ代表的な薬1種類を1年間服用したと仮定。
※薬代のみ。技術料などは含まない。薬価は、日本ジェネリック医薬品学会「かんじゃさんの薬箱」を参考に算出しています。
先発医薬品 | ジェネリック医薬品 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|
1年間の薬代 | 自己負担分 | 17,949円 | 4,656円 | 13,293円 |
国保負担分 | 41,881円 | 10,864円 | 31,017円 |
先発医薬品 | ジェネリック医薬品 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|
1年間の薬代 | 自己負担分 | 18,147円 | 7,821円 | 10,326円 |
国保負担分 | 42,343円 | 18,249円 | 24,094円 |
先発医薬品 | ジェネリック医薬品 | 差額 | ||
---|---|---|---|---|
1年間の薬代 | 自己負担分 | 3,831円 | 1,719円 | 2,112円 |
国保負担分 | 8,939円 | 4,011円 | 4,928円 |
※医薬品の価格が下がっても自己負担額が先発医薬品使用時と変わらないか、上がる場合もあります。それは、自己負担額には医薬品の価格のほかに技術料や管理料などが含まれるからです。
品質と安全性は?
ジェネリック医薬品は長年使われてきた先発医薬品と同じ有効成分で製造されており、薬事法に基づいた厳正な審査を経た上で流通しています。
先発医薬品と同じ速さ・同じ量で薬の成分が血液中に入っていくかどうかを調べる試験などが行われ、品質・有効性・安全性が先発医薬品と同等であると厚生労働省が認めたものが販売されています。
ジェネリック医薬品の頼み方は?
医療機関や薬局の窓口にて「ジェネリック医薬品を処方してください」とお伝えください。
「ジェネリック医薬品を処方してください」と言いにくい方のために、町の国保では、『ジェネリック医薬品希望シール(カード)』を作成し、被保険者全員に配布しています。受診の際『ジェネリック医薬品』での処方を言葉でお願いしにくいような時は、このお願いシール(カード)を医師または薬剤師に提示してください。ただし、ジェネリック医薬品を処方することができない場合などもありますので、医師や薬剤師の指示に従ってください。
ジェネリック医薬品希望シール(カード)は国保・後期担当窓口(役場1階5番窓口)にあります。
ジェネリック医薬品希望シール(カード)

保険証に貼って使える希望シール

保険証と一緒に提示するカードタイプ
今、宮代町のジェネリック利用ってどうなっているの?
県市町村平均 | 宮代町 | |
---|---|---|
令和元年度(平均) | 77.5% | 75.7% |
令和元年度時点で宮代町は県市町村平均よりも1.8%、低くなっています。
宮代町国保で調剤薬に使われている金額は?
平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | |
---|---|---|---|
調剤費用 | 600,930,352円 | 563,101,356円 | 550,208,302円 |
国保加入人数 | 8,785人 | 8,305人 | 7,908人 |
一人当たりの調剤費*2 | 68,404円 | 67,802円 | 69,576円 |
令和元年度一人当たりの調剤費用は平成29年度に比べて1,172円、平成30年度に比べて1,774円上がっています。
新薬しか使わないと医療費がかさんで国民健康保険の財政が苦しくりますが、後発薬品を使い薬代が安くなるとその分節約ができます。
お問い合わせ
宮代町役場住民課国保・後期担当
電話: 0480-34-1111(代表)内線314、315、316、317(1階5番窓口)
ファックス: 0480-34-3396
電話番号のかけ間違いにご注意ください!