【農家の皆さまへ】収穫後は来年のための土づくりを!
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収穫後は来年のための土づくりを!
稲わらのすき込みは、収穫後できるだけ早めに行いましょう!
稲わらや刈り株は、早期に土壌へすき込むことによって土壌分解が促進されます。
★稲わらの早期耕耘による効果について
●稲わらを分解する土壌微生物は、田んぼの地温が15℃以上で活動が活発になるとされており、早期(10月下旬頃まで)にすき込むことによって稲わらの土壌分解が促進されます。すき込みは、稲刈り後できるだけ早めに実施しましょう。
●秋にすき込むことによって、春先のすき込みによるワキ(硫化水素、メタンガス)の発生が抑えられ、根腐れ等の稲の生育障害を軽減することができます。
●「クログワイ」や「オモダカ」などの防除が厄介な水田雑草も、塊茎を土壌表面に露出させることにより、冬場の低温や乾燥で枯死させて減少させる効果が期待できるほか、「スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)」の貝を粉砕する効果も期待できます。

稲刈り期間中は不安定な天気が続くことが予想されますが、可能な限り、稲刈り後の気温が高いうちに耕耘しましょう。
稲わらの適正管理について
台風や大雨により田んぼが冠水すると、稲刈り後の稲わらが流れ出し、道路・側溝・用排水路に詰まって浸水被害を拡大させたり、下流域で稲わらが堆積して撤去処理などの大きな問題となります。そのため、稲わらの流出防止対策として、稲刈り後、できる限り早めに圃場でのすき込みをしていただきますようお願いします。
※令和元年10月の台風19号の影響により、町内各地で、大量の稲わらが田んぼや用排水路、道路に流出・散乱するなどの被害が多数発生しました。

令和元年10月台風19号通過後の稲わら流出・散乱の様子

これから本格的な台風シーズンを迎えますが、お米の収穫後、できる限り早めに耕耘して稲わらを圃場にすき込む、大雨や台風の襲来に備えて早めに撤去するなど、農家の皆さまには稲わらの適正な管理にご協力をお願いします。
お問い合わせ
宮代町役場産業観光課農業振興担当
電話: 0480-34-1111(代表)内線262、263、266(2階14番窓口)
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