日工大の「学生」と「地域シニア」によるプログラミング教育を実施中!
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対象は小学校4年生から6年生
昨年度からプログラミング教育を導入
宮代町では、昨年度から町立小学校の全校においてプログラミング教育を導入しています。
日工大の学生と地域のシニアが授業をサポート
プログラミング教育の導入にあたり、課題となっているのが指導できる教員の確保とカリキュラムの作成です。
そこで、宮代町では、包括協定を締結している日本工業大学(先進工学部情報メディア工学科)のボランティア学生と「地域のシニア」の協力を得ながら、小学校のプログラミング教育に取り組んでいます。
楽しく学ぶプログラミング

授業の対象は、小学校4年生から6年生までの児童で、それぞれ年間5時間の授業を設定しています。
主な内容はScratch(スクラッチ※)を活用し、画面のキャラクターを動かしたり、ゲーム作成の基礎を学んだりしています。
昨年度は、日工大の学生のボランティアの協力を得て実施しましたが、今年は新たに地域の「シニア」の皆さんも加わりました。元々、学校でのプログラミング教育のサポーター「理系シニア」を育てるという目的で、昨年行われた「理系シニアになろう!初めてのプログラミング講座」(宮代町、宮代町社会福祉協議会、MCAサポートセンター、日本工業大学の共催講座)の受講生だったシニア達。この講座がきっかけで、まさに「大学、地域、学校との連携」による事業展開が実現しました。
この日の授業では、学生とシニア各3名ずつ、合計6名のボランティアが担当し、各机を回りながら指導していました。隣同士で教え合っている児童もおり、和やかな雰囲気に包まれていました。「楽しくてずっとやっていたい」「お兄ちゃんやおじいちゃんは優しくて、教えてくれて嬉しい」といった声がありました。
※スクラッチとは、マサチューセッツ工科大学メディアラボが開発した小学生でも簡単にプログラミングができるソフトのことです。ブロックをジグソーパズルのようにつなぎ合わせるだけで、ゲームやアニメーションなどの作品を作ることができます。
インタビュー(日工大生)
Q.どんなところにやりがいを感じていますか?
A.自由に作れるようになると、自分なりにアレンジし始めて突発的なことをやってくれてちがった結果になるのが面白いです。なかなか伝わりにくい部分もあるけれど、わかってくれたときに喜びを感じ、自宅でもやってみたいという言葉や実際に家でやる子もいるのでうれしいです。
Q.プログラミング教育を通して子どもたちにどうなって欲しいですか?
A.パソコンを使えないと不便な時代がやってくると思うので、なるべく多くパソコンにふれるようになってくれたら嬉しいです。
インタビュー(地域シニアの方々)
Q.どうしてこの活動に携わりたいと思ったのですか?
A.スクラッチに興味があったのと、子どもが好きで「カッコいいじいじ」になりたくてはじめました。
Q.プログラミング教育を通して子どもたちにどうなって欲しいですか?
A.順序だてて考えられるようになって実社会に生かして欲しいです。何十年後かにIT時代で活躍するような人間にもしなったときに、宮代町の授業でおじいちゃんに教わったのがきっかけと思ってもらえたら嬉しいです。
授業風景
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