みやしろの郷土料理教室を開催しました
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第1回は「おはぎときゅうりのつくだ煮」
10月17日(水)、第1回みやしろの郷土料理教室が新しい村の「村の集会所」で開催されました。
この料理教室は農産物の消費拡大のための「農業の6次産業化」の一環として行うものです。町内の農家では、家で採れた農産物を使って、工夫を凝らした郷土料理を作り代々伝えてきましたが、近年の核家族化や食生活の多様化などの影響で、次第に作られなくなったり、忘れられつつあります。そのため、町では農家の方からの聞き取り調査を平成28年度から実施し、記録に残してきました。「みやしろの郷土料理教室」は、郷土料理について町民のみなさんに知っていただくための教室で、第1回の講師は、調査にご協力いただいた農家の、小島菊江(字中)さんと、調査を行った小松美貴子さんをお迎えし、12名の方が参加しました。
小島さんには「おはぎ」を教えていただきました。おはぎはお彼岸のほか、田植えが無事に終わったことをお祝いする「サナブリ」などの年中行事にも作られました。前の晩から水に浸しておいた小豆を柔らかく煮て粒あんを作り、もち米にうるち米を少し混ぜて炊いたご飯を丸めて粒あんでくるみました。
小松さんには「きゅうりのつくだ煮」を教えていただきました。薄切りのきゅうりを塩もみし、水気をしっかり絞ったら、酢・醤油・砂糖等で煮切ります。きゅうりがたくさん採れる時期に作って冷凍保存することができます。
おはぎ作り
きゅうりのつくだ煮づくり
第2回は「昔ながらの呉汁」
第2回は10月31日(水)に開催しました。講師は、小島さんと同様に調査にご協力いただいた農家の秋谷敏子(字中島)さんです。
秋谷さんには「昔ながらの呉汁」を教えていただきました。呉汁とは、大豆のすりつぶしたものを入れた汁のことで、宮代町の農家では大豆が収穫される秋に作って、楽しみに食べたそうです。家によって、呉汁の濃さがさまざまで、「どろりとした呉汁をご飯にかけて食べるとおいしかった」というお話も伺いました。
今回の料理教室では、30分かけてすり鉢でつぶした大豆を、たっぷりの季節の野菜を煮て、味噌を溶きいれたところに入れて作りました。大豆の香りがあふれるおいしい呉汁が出来上がりました。
呉汁には「しょうゆ飯のおにぎり」も添えました。しょうゆ飯は、炊き立てご飯にしょうゆをまぶしたもの。今も地区のお祭りなどで振舞われるおにぎりです。
第1回、第2回を通じて、「宮代に住んでいるけれど、こんなにおいしい料理があることを知りませんでした」「からだに優しい料理ばかりなので、子どもに食べさせてあげたいと思います」「粒あんを上手に作る方法が分かり、参加してよかったです」などの感想が聞かれました。
第3回は11月24日(土)、「現代風の呉汁」と「青菜のごま和え」を小松さんに教えていただく予定です。まだ空きがございます。添付の募集チラシをご参照の上、ご興味のある方は、ぜひお申し込みください。
呉汁づくり
呉汁としょうゆ飯を作り終えて
第3回チラシ
- (ファイル名:gendaigojiru.pdf サイズ:309.76KB)
第3回みやしろの郷土料理教室チラシ
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お問い合わせ
宮代町役場産業観光課農業振興担当
電話: 0480-34-1111(代表)内線262、263、266(2階14番窓口)
ファックス: 0480-34-1093
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