おいしい米を作ろう(第3回稲作講座開催)
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今年の米づくりを振り返って
10月21日(土)、JA南彩宮代支店で稲作講座が開催されました。この講座は、「これからは自分が中心となって米づくりをやっていかなければならない」農家の後継者の方や「米づくりの基本に立ち返って、よりおいしいお米を作りたい」という農家の方を対象に、全3回のカリキュラムで町とJA南彩との共同事業として実施しているものです。
3回目となった今回の講座では、引き続きJA全農さいたま営農支援課の福田技術参与を講師に迎え、「宮代町の米づくり -平成29年の成果-」をテーマとして、今年1年間の米づくりを振り返りました。
今年は例年のような夏の猛暑が少なく、特に7月下旬から8月にかけての稲の生育にとって最も大切な時期に、日照不足や雨天の日が多いという気象条件でしたが、そのような年であればこそ、「健康な苗による初期生育」や「中干しの徹底」、「計画的な穂肥の実施」など、米づくりの基本の徹底が大切であることを再認識しました。
また、受講者の皆さんが持ち寄ったお米のサンプルの成分分析(食味分析)結果を基に、おいしいお米の基準となる要素である米成分のアミロース(ねばり成分)やタンパク質含有量について科学的な視点に立ったポイントのほか、いわゆる食味ランキングで”特A”と評価される全国のブランド米では、「香り」も重要な要素の一つとなっていることを学びました。
講義の後半では、今年の米づくりで受講者の皆さんが気になったことや感じた疑問点について講師の方から解説をしていただいたほか、稲わらの鋤き込みによる腐熟の促進や稲の根張りを確保するための深耕(15cm以上)の実施など、30年産の米づくりの準備に向けてこれから行う秋作業のポイントが紹介されました。さらに、JA南彩からは、土づくりに効果がある土壌改良資材(ケイ酸質肥料)が紹介されました。
30年産に向けた稲作講座は来春開講の予定です。
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