平成18年度道仏区画整理地内の遺跡から土器が多量に出土
- [公開日:]
- [更新日:]
- ID:3575
平成18年度道仏区画整理地内の遺跡から土器が多量に出土

平成18年10月3日(火)から4日(水)にかけて、道仏土地区画整理地内の道仏北遺跡で試掘調査が行われました。試掘調査は、9月に実施し延期となった対象区南側を調査した後、北側の新設の県道蓮田杉戸線工事エリア沿いを実施しました。南側では、8,000年前の土器が出土しましたが、遺物量は比較的少なく、削平された状態が明らかとなりました。一方、北側の調査区からは、7,000年前や5,500年前の植物繊維が含まれる土器や、5,000年前の土器が多量に出土しました。この他、石器に加工することができる黒曜石やドングリなどを磨りつぶす道具である磨石なども出土しています。平成8年度には、町教育委員会により2軒の住居跡、平成15年度には埼玉県埋蔵文化財調査事業団により、5軒の住居跡、平成17年度には町教育委員会により10軒の住居跡が確認されていますので、本調査地点は縄文時代前期の大規模な集落であったと推定されます。発掘調査は、11月中旬頃から来年の8月頃まで行われる予定で、今後の調査によっては、宮代町の歴史に新たな1ページが加わるものと期待されます。

調査風景

確認された遺構(住居跡)

調査風景

発掘された土器の一部
お問い合わせ
宮代町役場教育推進課文化財保護担当(郷土資料館)
電話: 0480-34-8882
ファックス: 0480-32-5601
電話番号のかけ間違いにご注意ください!