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    平成13年度宿源太山遺跡 1,700年前の遺跡発掘

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    • ID:3557

    平成13年度宿源太山遺跡 1,700年前の遺跡発掘

    1700年前の遺跡と判明

    遺跡の写真 住居跡
    遺跡の写真 土器
    遺跡の写真 朱が塗られた土器
    字山崎にある宿・源太山遺跡で5月21日から約3週間にわたり発掘調査が行われました。今回の調査によって当時の人々が生活した住居跡が発見され、さらにその周辺からは溝も見つかっています。こうした遺構からは、土器の破片が多数出土しており、形の明らかな小さな土器なども発掘されています。発見された住居跡は、一辺約2.5から3.5メートル程の隅の丸まった長方形をしています。また、周辺の溝は東西に伸びる約15メートル程のもので、東と西の両端が直角に曲がっており、大きな区画をなすものであるようです。さらに、当時のものと考えられる焼土も発見されています。また、遺構からは、鮮やかな赤彩色の朱が塗られた土器がまとまって発見されました。郷土資料館で土器を洗い、接合してみたところ、今からおよそ1700年前の壺であることが明らかになりました。この壺は、一般的には弥生時代終末のものであるといわれていましたが、最近の研究では古墳時代初頭のものといわれています。すなわち、弥生時代から古墳時代への移行期に作られた土器であるといえます。宮代町で古墳時代といえば山崎山遺跡の鍛冶工房跡等が知られていますが、今回出土したものは、山崎山遺跡の時期以前に作られた土器であり、縄文時代晩期から古墳時代初頭にかけて不明であった宮代町の歴史に、新たな「時」を埋める発見であるといえます。なお、このほか縄文時代の土器の破片や室町時代の板碑や古銭なども発掘されています。

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    宮代町役場教育推進課文化財保護担当(郷土資料館)

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    ファックス: 0480-32-5601

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