農工房奈味の並木さんが宮代高校の餡づくりを見学
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夏休みも終盤の8月下旬。宮代高校と共同で新商品開発を行う姫宮の農工房奈味の並木幸夫さんが宮代高校料理研究部の「餡づくり」を見学し、商品づくりへのイメージを膨らませました。
自家のお餅との相性をイメージして
農工房奈味の商品は自家製のお餅。かまどで炊いたもち米をつく昔ながらの製法です。炊き上がるお米の香りは何とも言えず懐かしい気持ちにしてくれます。このお餅を活かす餡は、やはり商品の「華」ともいえるもの。並木さんは、調理室で試作する各テーブルを熱心に周り、作り方のほか、自家のお餅の餡との相性を注意深く確認していました。
見た目や味、舌触りなどを確認
出来上がった餡を料理研究部の生徒さんが持ってきてくれます。並木さんは餡の重さを量り、さらに舌触りや甘さ、見た目や硬さなども確認しながら試食していきます。特に色鮮やかなカボチャと紫ジャガ芋の餡については「美味しいと思う。硬さなどもう一工夫すれば商品にできる。」と笑顔。ただ「実際に商品化する際は、人手が限られるので手間も考えないといけない。餡のこし方なども工夫していきたい。」と商品にする上での課題を考慮することも忘れません。
また商品化に向けては「皆さんの餡をみて、より食べやすいように少し小さめのあんびん餅にしようかと思います。」と早くも具体的なイメージを披露してくだいました。
選ばれる商品とするために
宮代高校と農工房奈味がタッグを組み着々と進む「商品化」への取組み。でもたくさんの商品の中から消費者に選ばれる商品になるのは簡単なことではありません。宮代高校の活動を見学した並木さんは「餡づくりに挑戦してくれている姿を見ることでき、改めて実感がわいた。自分ももっともっと真剣に考えていきたい。」と思いを新たにしていました。それは「選ばれる商品」にすることで、厳しい残暑の中活動する高校生達の気持ちに応えたいという、ご自身なりの決意のようなものなのかもしれないと、思いました。
順調とはいえ、商品化に向け越えなければならないハードルはまだまだあります。それを越えた先にどんな風景が広がるのか、ワクワクした気持ちで見つめていきたいと思います。
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