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あしあと

    散歩道□■□■ 西粂原地区防災訓練

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    みんなが地域の特派員よりみやしろーかるな情報発信★

    西粂原地区防災訓練

    みんなが地域の特派員 濵田 眞明

     西粂原地区防災訓練が、11月5日午前10時よりコロナ感染症の影響で5年ぶりに開催されました。

     西粂原地区の防災会の役員は、1年間の区長職を経て、その後2年間の任期で防災会役員に任命されます。今年度の防災会長さんも、4年間訓練の行事が無かったため、準備等大変だったようです。

     役員は8時半集合で準備を始め、社会福祉協議会の担当者と、日本赤十字社宮代町分区、宮代町赤十字奉仕団の方4名の指導の下、午前10時定刻で防災会長の為ケ谷氏より挨拶があり、参加総数、約60名での炊き出しの訓練が始まりました。

     今回の訓練は、ハイゼックスという炊飯袋を使い、家庭用カセットコンロと鍋により湯煎でご飯を炊くという内容でした。味付けは「松茸ごはん風炊き込みご飯」と「コーンの炊き込みご飯」の2種類で、4テーブルに班分けしての作業となりました。はじめにカセットコンロで鍋にお湯を沸かし、その間、ハイゼックスの袋に「コーン」のグループは、米、コーン、コンソメ、を入れ、「松茸」のグループは、米、松茸の味お吸い物、具材が無い為、会長さんが用意してくれたシメジを入れます。そこに定量の水を加え、空気を抜き輪ゴム等で封をして下準備が終わりです。お湯が沸騰してきたらその中に入れ、通常は30分と言う事ですが、今日は人数が多く鍋に入れる数が多い為、約40分湯煎します。

     湯煎している間、災害に対する説明や防災グッズ等の紹介があり、参加していた皆さんは、「色々と知らなかったこともあった、とても勉強になった。」と言っていました。

    そして湯煎が終わり、鍋から出して、発砲スチロールの箱に入れ10分間蒸らして出来上がりです。意外にシンプルで簡単な作り方でした。袋をはさみで切って器に入れ、試食です。

    *皆さんのご意見はというと*

     参加者の女性の方は、「味はちょうどよかった。やはり水加減が一番ですね。とても美味しく良かったです。今日は本当に来てよかった。とても勉強になりました。」と言っていました。

     また、ほかの方も、「湯煎で炊くっていう事は初めてでした。本当に良かったです。こんなにおいしくできるとも思っていなかったです。それにみんなと和気あいあいで本当に良かったです。勉強になりました。」等々と・・・。

     ほとんどの方が同じように高評価で、参加者全員、自分で炊いたご飯を試食して終わりました。

     現実問題として、災害時初期には、炊き出しなど人手のかかる食事の支度は難しいのではないかと思います。今日教えて頂いたハイゼックス炊飯のように、普段家にある物で、湯煎に使う熱で溶けない袋さえあれば、食材を特別に備える必要もなく、又、他の食材でも湯煎でできるという事ですので、とりあえずの食事は賄えると思います。みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか?そして、今一度地震等の災害、そのための防災という事を考えてみる時期かもしれません。

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