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あしあと

    乳がん撲滅のために「高濃度乳房告知」(2016年11月14日)

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    乳がん撲滅のために「高濃度乳房告知」(2016年11月14日)

    前略 宮代町役場福祉課子育て応援室子育てひろばの依頼で11月16日、貴町で乳がんセミナー講師を務めさせて頂きます○○○○(NPO法人くまがやピンクリボンの会代表理事)と申します。
    町民でもない私の当然のメールをお許しください。

    16日の講演のポイント「高濃度乳房の告知」について、保健センタ―(32-1122に電話)担当者に質問をしました。
    「宮代町では乳がん検診(マンモグラフィ)後の結果で異常なしが出た場合、高濃度乳房だった受診者に『あなたは高濃度乳房です』、と告知をしていますか?」と質問をしました。
    ところがご担当者は「高濃度乳房」という文言すら知りませんでした。
    とても残念でなりません。
    現状で行われている乳がん検診のマンモグラフィ検査では、アジア人女性の約5割~8割(年齢が高齢になっても)がマンモグラフィでは異常が見えにくい「高濃度乳房」であることが指摘されており、「高濃度乳房」の検診受診者に対して、「異常なし」と通知されているケースが多いことがわかっています。
    日本では2000年から導入されている対策型検診に於いて、受診者を4分類の乳房に分けています。
    昨年の日本乳癌学会で米の取組みが取り上げられて以来、マスコミ各社でも社会問題として扱われています。
    米国では高濃度乳房告知が法制度化されているからです。
    特に読売新聞1面での報道は反響を呼びました。
    また、国立がん研究センターは2016年に乳癌で死亡する女性は1万4千人、発症する乳癌は9万人と予測。これは、欧米と同じく一生涯のうち8人に1人が乳癌に罹患するということになります。
    乳がんで命を落とす女性がひとりでも少なくなるように、貴町保健センター職員への現状把握への指導をどうぞよろしくお願いいたします。
    また今後、貴町における「高濃度乳房の告知」を前向きに検討して頂けたらと、心からお願いを申し上げます。

    質問の回答

    ご指摘いただきました「高濃度乳房」につきましては、マンモグラフィーでがんを発見するには適さない乳腺の密度の高い方がいるということは承知しておりましたが、そのことを「高濃度乳房」と言い、告知の問題が浮上していることまでは把握しておりませんでした。そのため、○○様が不信感をお持ちになる対応をしてしまいました。大変申し訳ございませんでした。
    現在、当町では、集団と個別の検診を実施しております。そして、今年度は11月30日から集団検診を開始いたします。この検診を委託しております埼玉県健康づくり事業団に確認しましたところ、今年度の検診より該当となった方に対しては、「乳がん検診結果」の中で「高濃度乳腺」のコメントを追加することになったと報告を受けたところでございます。
    今後は、常に最新の情報を把握し、乳がんが早期の段階で発見されるような検診を目指して、業務に当たるよう努めてまいりますので、ご理解いただきたいと存じます。

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    宮代町役場総務課秘書広報担当

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