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    郷土史料「西光院勧進帳」

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    郷土史料「西光院勧進帳」

    「西光院勧進帳」とありますが、実際は五社神社の勧進帳です。当時は神仏習合で、五社神社の別当が西光院であったので非常に関係が深く、西光院の建物の一つが五社神社であったのです。

    内容は、西光院が管轄する五社神社が荒れ果てて、雨漏りがし、隙間風に御幣も破れているため、建立したいので助力を求める諭旨で、西光院大蔵坊「秀応」によって元禄12年(1699)に記されたものです。

    五社神社本殿は、文禄・慶長期に建立されたものと考えられている五間社流れ造りの建物です。蟇股など特徴的で、御神体の神鏡5面があり、合わせてそれそれぞれに本地仏が祀られており、神仏習合の形態を残す貴重な例です。また、神鏡には元禄14年5月の銘があり、この勧進帳の年代と符合します。五社神社の建築は古い形式を有しており、今後、勧進帳との関係や内容について研究を有するものと考えられます。

    なお、昭和25年の拝殿修理の際に拝殿の棟には元禄期の銘が記されていたと伝えられています。一方、勧進帳には「西光院殿宇再建立勧化状」と同様「百間始大縁記」に類似する内容を含んでいます。こうしたことから、「百間始大縁記」、「西光院殿宇再建立勧化状」、そしてこの「西光院勧進帳」に記された西光院に係る縁起は、ある時期(江戸時代初期か)一連のものとして、年号、内容等少しずつ変えながら、江戸時代を通じて伝えられ、流布されて来たものと考えられます。

    西光院勧進帳

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