秋の収穫作業に備えて農業機械メンテナンス講座を開催しました!
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農業機械(コンバイン&籾摺機)メンテナンス講座を開催しました
令和2年の米づくりもいよいよ大詰めです。間もなく本格的な稲刈りシーズンを迎えます。
8月8日(土)、新しい村ライスセンターにおいて「稲作講座:農業機械メンテナンス編」が開催されました。この講座は、春に開催された「トラクター&田植機編」に続き、稲刈りシーズン中のトラブル防止や農作業の安全対策のため、町とJA南彩との共催事業として実施しているものです。町内の稲作農家8名が参加し、「自分でできることは自分で」をテーマに、シーズン前のこの時期に行うコンバインと籾摺機の点検・整備・清掃のポイントを学びました。
▲講師を務めたのは(株)新しい村アグリ生産課の小島康雄さん
コンバインのメンテナンス
◆エンジンオイル交換
まず、エンジン部分では、エンジンオイルの交換を行いました。(株)新しい村が所有するコンバインを使って、受講者の方も積極的に実演に参加しました。
◆脱穀部・排わら部
脱穀部及び排わら部では、わら抑え板の役割を確認するとともに、見落しがちなチェーンの注油ポイントを確認しました。
「刈取作業の前に必ずチェーンに注油をしてください。注油を怠ると、わらの詰まりの原因になります」とのアドバイスがありました。
◆走行部
▲走行部のクローラ(キャタピラ)の転輪へグリースを注入
籾摺機のメンテナンス
籾摺機のメンテナンスでは、籾が投入されてから玄米になっていくまでの一連の工程を確認したほか、各部の調整具合や構造・仕組みについてわかりやすく解説していただきました。
◆ゴムロールの交換作業
ゴムロールの交換の際には、「ロールは左右違うスピードで回転します。向かって右側のロールの方が早く減りますので、シーズン終了ごとに左右のロールを入れ替えるのも良いかと思います」との解説をしていただきました。
講座を終えて
小島さんからは、機械の掃除について次のようなアドバイスがありました。
- 稲刈り作業後には、コンバインに付いた泥・汚れや藁くずをなるべく乾く前に落としてしまうことが大切です。できれば使ったらその日のうちに掃除してください。そのままにしておくと機械そのものの消耗に繋がります。
- 籾摺機はシーズンが終わったら必ず掃除をしてください。機械の中に古い籾などが残っていると、ねずみの標的になります。ねずみに侵入されないように注意してください。
受講者からは
受講者の方からは、「実際に機械を使った実演による講座なので、非常にわかりやすくて参考になります。稲刈り前にしっかりと自分でできることはやってみようと思います。」「毎年受講しています。知りたかったことが分かったような気がします。早速、自宅でやってみようと思います。」との感想が寄せられました。
お問い合わせ
宮代町役場産業観光課農業振興担当
電話: 0480-34-1111(代表)内線262、263、266(2階14番窓口)
ファックス: 0480-34-1093
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