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あしあと

    農業機械(コンバイン&籾摺機)メンテナンス講座を開催しました!

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    秋の収穫作業に備えて

    今年の米づくりもいよいよ大詰め。もうすぐ収穫の時期を迎えます。

    8月10日(土)、新しい村ライスセンター内で「農業機械メンテナンス講座(コンバイン&籾摺機)」が開催され、町内の稲作農家12名が参加しました。この講座は、稲作講座の「農業機械メンテナンス編」の一環で実施したもので、今年3月に開催した「トラクターメンテナンス」に続き、稲刈りシーズン中のトラブル防止や農作業の安全対策のため、「自分でできることは自分で」をテーマに、シーズン前のこの時期に行う点検・整備・清掃のポイントを学びました。

    講師を務めたのは、(株)新しい村アグリ生産課の小島康雄さん。実際にコンバインと籾摺機を使って実演を交えながら指導をしていただきました。

    コンバインのメンテナンス

    エンジン部

    コンバインのメンテナンスでは、エンジンオイルの交換時期やラジエータ冷却水の補給・交換の目安などのアドバイスのほか、エンジンオイルの量やファンベルトの張り具合を確認し、実際にエンジンオイルの交換を実演で学びました。
    また、エアクリーナーのはたらきを確認するとともに、エアクリーナーの汚れをコンプレッサーで除去し、清掃や交換を怠った場合に起こり得る不具合についてアドバイスがありました。

    刈取部

    刈取部では、引起し爪のはたらきの説明のほか、磨耗・緩み具合がないか、刈刃がさび付いていないかなど、各部を一つ一つ確認しながら、「刈取り作業前や掃除を終えた後は、チェーンや刈刃への注油を必ずしてください」とのアドバイスがありました。

    脱穀・排わら部

    脱穀・排わら部では、こぎ胴や受網部の目詰まり・磨耗がないか、各ベルトやチェーンの張り具合を点検・確認しました。

    走行部

    最後に走行部のクローラ(キャタピラ)のグリースの注入箇所を確認しました。

    籾摺機のメンテナンス

    籾摺機では、籾が投入されてから玄米になるまでの一連の工程のほか、各部の調整具合や機械の構造・仕組みを分かりやすく解説していただきました。

    ロールの交換

    小島氏からは、「コンバインに付着したほこりや汚れをそのままにしておくと、エンジンの出力低下や機械そのものの消耗に繋がります。作業が終るたびにきちんと掃除をし、チェーンや刈刃には必ず注油をするなど、収穫作業をスムーズに行うためには大切なことです。機械の長持ちにも繋がりますし、安全に収穫作業を行う上での大切なポイントです。日常点検を心掛けましょう」とのアドバイスをいただきました。また、籾摺作業では、「最近の籾摺機は自動化されていますが、ロールの交換の見極めや籾の流量の加減具合など、細かな調整が必要です。品質の良い米を作るためにも、慎重に作業をしてください。」との留意点の説明をしていただきました。
    受講者の方からは、「実際に機械を使っての実演による講座なので分かりやすくて、とても勉強になりました」「まだ経験は浅いが、この講習をきっかけとして、自分でできることは自分でやっていければ」との感想が寄せられました。

    お問い合わせ

    宮代町役場産業観光課農業振興担当

    電話: 0480-34-1111(代表)内線262、263、266(2階14番窓口)

    ファックス: 0480-34-1093

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