宮代町郷土資料館だより えんがわ 59号
[2018年2月7日]
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宮代町郷土資料館では、平成29年10月28日(土)から12月24日(日)まで、特別展「古墳時代の拠点集落~道仏遺跡~」を開催しています。この特別展は平成9年度から平成26年度にかけて計5回に渡り実施された道仏遺跡の発掘調査の成果を紹介しています。これまでの発掘調査の結果、5世紀後半から6世紀後半にかけての古墳時代後期の住居跡が147軒、住居に付帯するカマド・周溝、土師器焼成坑(土師器を焼いた穴)などの遺構を検出しました。遺物は土師器、須恵器、韓式系軟質土器などをはじめ、漁猟に使用した大型土錘や管状土錘、土玉も出土しています。
平成29年11月11日(土)に特別展記念講演会「東国の渡来人と宮代」を開催しました。講演してくださったのは、駒澤大学文学部教授の酒井清治氏です。
講演会では、5世紀以降、日本列島に東アジアの先進的な技術・文化が朝鮮半島からやってきた渡来人によって伝えられた事、須恵器、韓式系軟質土器、甑、住居のカマドなど伝えられた主な技術・文化を紹介してもらい、道仏遺跡の主体的な時期である5世紀後半から6世紀後半の東日本の様相について分かりやすく解説していただきました。
宮代町郷土資料館だより えんがわ 59号
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