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あしあと

    町内で活躍する事業者の話を聞く会を開催しました(前原中学校)

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    • ID:22206

    事業者の話を聞く会とは

     令和5年10月2日(月)に前原中学校の全校生徒を対象に「事業者の話を聞く会」が開催されました。この会は、町内で活躍する事業者の話を聞いてもらい、起業に関心を持ってもらうことや「働き方」を考えるきっかけの一つとして令和4年度から実施ているものです。

    当日の様子(講師の話)

     当日は、講師に学園台で洋菓子店を経営している「テン・クイーンズテーブル」の多治比 剛(たぢひ ごう)さんにお話しいただきました。

     多治比さんはフランス料理のシェフになりたいという夢を持ち、高校卒業後に東京の専門学校で学びました。その後、都内の一流レストランでギャルソン(男性ウェイター)として接客を学んだ後にパティシエ(男性菓子職人)として複数の店舗で経験を積みました。
     あるケーキ屋に勤めていた27歳の時、オーナーに突然「ケーキ屋を辞める。店の機材やレシピをすべて渡すので自分でやってみろ」と言われました。当時は、お金もなかったのでテナントを借り、大工のお父さんに改装を手伝ってもらい、旧友たちに支えられて宮代町でオーナーパティシエとして起業しました。今でもみんなの協力があって、お店が成り立っていることに感謝していると話していました。
     多治比さんは下積時代に大切なことを学んだそうです。「自分は器用な方で、ある程度教えてもらえばすぐにできるようになりましたが、中には不器用で同時期に入ってもなかなかできない人もいました。でも器用・不器用関係なく、同じ時間鍛錬することで、いつの間にかできるようになり、人前でも緊張しないで同じように作れるようになります。つまり、鍛錬する時間が職人にとって大切なことだということです。」

     中学生からは、「仕事の喜びは何ですか」という質問があり、多治比さんは今でも自分が作ったケーキを食べたお客さまの「美味しい」の一言が喜びに感じるそうで、お客様の要望に応えるべく日々新しいメニューの開発に励んでいるそうです。
     今後については、「やる気がある子にレシピを継ぎ、味と技術を伝えたい」と技術の継承、職人の育成に熱い想いを語っていただきました。

    講義中の講師
    講師の話を熱心に聞く生徒たち

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