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あしあと

    第3回稲作講座を開催しました

    • [初版公開日:]
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    今年の米づくりを振り返って

    10月22日土曜日、新しい村・村の集会所で稲作講座を開催しました。最終回(全3回)の今回は、埼玉県春日部農林振興センター農業支援部技術普及担当の郡部長と藤村技師、JA南彩営農経済部営農支援課の藤原氏を講師に迎え、「令和4年産米づくりの反省と次年産に向けた対策」をテーマに、今年1年の米づくりを振り返りました。

    令和4年産の成果(気象と生育経過から)

    育苗期

    ・平年に比べ高温傾向で推移しましたが、後半に日照不足の日が続いたため草丈の低い軟弱傾向の苗となりました。

    移植(田植え)期~生育初期

    ・移植期の低温や強風といった気象状況により、苗の活着(根付き)が遅れ、茎の数がかなり少ないやや軟弱気味の生育となりました。

    生育中期

    ・5月下旬から6月上旬にかけて日照が多い日が続き生育は回復したものの、茎の数は少なく推移しました。6月後半の記録的な猛暑により茎の数が急激に増加したものの、最高分げつ期としては平年並みの7月上旬頃となりました。

    生育後期~収穫期

    ・6月末から7月上旬にかけて日照に恵まれ、順調に生育が進みましたが、7月中旬の日照不足の影響で生育が停滞気味となりました。出穂はおおよそ平年並みとなりました。

    ・7月下旬から8月上旬にかけて高温の日が続き、白未熟粒など高温障害の発生の要因となりました。

    ・収穫時期を迎えた8月下旬以降、天候不順が続いたため収穫作業が遅れることになり、刈遅れによる胴割粒の発生など、玄米の品質低下に繋がる大きな要因となりました。

    講座の様子1

    講座の様子

    講座の様子2

    講師の郡部長(左)と藤村技師(右)

    水稲の病害虫・雑草対策

    講座の後半では、JA南彩営農経済部経済課の藤原氏から、今年の米づくりの中で例年より多く発生が見受けられた病害虫や雑草についての講義が行われました。

    講座の様子3

    講座の様子

    講座の様子4

    講師の藤原氏(左)

    斑点米カメムシ対策について

    お米の品質低下の大きな要因の1つになっている斑点米カメムシ。今年は町内で被害が多発し、お米の等級が大きく下がってしまいました。講義の中では、斑点米カメムシの習性や来年に活かせる防除の仕方について、詳しい説明がありました。


    水田雑草の防除について

    水田雑草の防除に関しては、受講者から寄せられた防除が難しい厄介な水田雑草(ホソバヒメミソハギ・イボクサ・クサネムなど)について、雑草の種類ごとの特徴や効果的な防除方法など、分かりやすく解説していただきました。

    稲作講座を受講して

    講座の中では、お米の品質向上に向けた対策や雑草管理についての質問が多く寄せられ、これからもおいしいお米を生産していこうという意気込みが感じられました。

    講座を受講した皆さんからは、「町内各所で圃場条件の違いによる生育状況を比較できたことが、とても参考になった」「土づくり・水管理・穂肥・カメムシ対策・除草について理解を深めることができた」といった感想が寄せられました。

    次年産の稲作講座は、来春開講の予定です。

    お問い合わせ

    宮代町役場産業観光課農業振興担当

    電話: 0480-34-1111(代表)内線262、263、266(2階14番窓口)

    ファックス: 0480-34-1093

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