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あしあと

    町内で活躍する事業者の話を聞く会を開催しました(百間中学校)

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    令和4年12月5日 百間中学校

    事業者の話を聞く会とは

    令和4年12月5日(月)に百間中学校2年生を対象に「事業者の話を聞く会」が開催されました。この会は、町内で活躍する事業者の話を聞いてもらい、起業に関心を持ってもらうことや「働き方」を考えるきっかけの一つとして実施したものです。

    あじまんま 安島 美次さん

     2年1組では、「あじまんま」という屋号で新しい村でお弁当、お総菜の販売やマルシェを開催している安島美次(あじま みなみ)さんのお話を伺いました。

    まず、自己紹介の後、安島さんが現在の仕事についたきっかけを話してくださいました。安島さんが中学生の時は、給食が楽しみで人と話すことと食べることが好きだったということが、現在の食に関する仕事をしている原点だったそうです。

    安島さんは、現在の仕事につく前に、多くの仕事をされていました。高校時代には、ラーメン店でバイト、就職してからはテレビスタッフ、イベント会社、八百屋と多くの仕事を経験したそうです。全ての仕事に共通するのは食べることでした。

    テレビスタッフ時代は、不規則な生活でカップラーメンを毎日食べているという状態でした。こんな食生活に「身体がカップラーメンでできているわけないのに大丈夫!?」と不安を覚えたそうです。イベント会社では、イベントと料理の提供がセットになっている仕事が多く、イベントと食事の関係性に気づきました。八百屋では、単に野菜を売るだけでなく、その野菜をお弁当にするなどして付加価値をつけ販売したりしていました。しかし、東京で働いていたときは、まさか、自分が地元で働くなんて思ってもみなかったそうです。

    安島さんは、こうした経験から食べることが好きで健康にいいものを提供したいと思い、DIYで自宅の部屋をキッチンに改装して営業許可を取得し「あじまんま」というお店を始めました。「あじまんま」とは名前の安島とまんま(ご飯の意味)を合わせた造語です。お弁当だけでなく宮代町の人に利用してもらいたいと思い、ケータリングも行っています。これは、イベント会社での経験が活きています。この仕事をすることで地元の魅力がわかり、宮代町を盛り上げたい気持ちが出てきました。マルシェを始めたのもこれがきっかけです。

    自営で働くことのメリットとデメリットについての質問には、

    「自営業のメリットは、なんでもだと自分で決めることができ、形にしやすいことです。デメリットは人手が足りないので健康に注意が必要なことです。また、仕込みなどのために朝早くから働くこともあり、自分が3人ぐらいいたら助かるなあと思う時があります」と話してくれました。

    「安島さんの夢は何ですか?」という質問に対しては「飲食業は朝早くから仕込みをしたりして大変というイメージがあります。だから大変じゃない飲食店を作りたいです」と笑顔で答えていました。

    最後に先生からも「安島さんみたいに行動力を身につけるにはどうしたらいいか。」という質問がありました。安島さんは、「私もそんなに行動力があるほうだとは思っていませんが、目標を小さくもってちょっとだけやってみることが大事です。」と話してくれました。

    授業風景
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    One for Dog 齋藤 大さん

     2年2組では、One for Dogを起業し、トリマーとして働いている齋藤大(さいとう だい)さんにお話しいただきました。齋藤さんは、動物看護士(アニテクとも呼び、アニマルヘルステクニシャンの略)になる夢を持ち、専門学校に通っていました。しかし講義にきた獣医師から「アニテクを目指してる男性に将来はないよ」と言われました。それは当時冷酷な現実で、自分の動物病院を持たない限り、男の人は動物看護師では家族を養えないという意味で、齋藤さんは次の日に学校を辞めました。

    夢を諦めかけたときに転機が訪れました。

    理容室を営んでいた母親が「犬の床屋もやってみたい」と言っていたことでした。しかし当時トリマーは女性が主役の仕事だったため、説明会に行くと男性は自分しかいませんでした。

    それでも犬が好きだったので勉強を重ね、学長が目をかけてくれたことでトリマーの夢を叶えました。しかしある時、「アニテクの学校を辞めてまでして、動物の役に立ってるのか?」と動物看護師になった友人に聞かれたそうです。

    自分でもわかっていたし、トリマーの職で今後生計を立てられるのか自信がなかったけれど、それでもトリマーに挑戦したい気持ちは変わりませんでした。「人生は時代とタイミングだと思っている」。運次第ではないかとも感じられるものですが、自分でチャンスをつかみ取るには、行動を起こさなければいけません。失敗が通じる若いうちはチャンスが落ちてくるところで働き、まずはやってみることの大切さを学んだそうです。そんな経験が現在の仕事を支えています。

    職種は関係なく、どこでやるかが大事だと言います。「失敗や挫折を積み重ねていくことが大切です。勉強も部活も趣味も恋愛も磨いて今しかできないことを否定しないでやってほしい」とお話してくれました。

    今のやりがいは何かの質問に対して、「自分は犬が好きだけど、犬が自分を好きになってくれる仕事じゃない。飼い主が喜んでくれる時がやりがいがあると言えます」。また、犬が暴れる時の理由や暴れたときはどうしたらいいかの質問に対しては「かわいいカットをしてほしいと希望があっても、犬にストレスがかかるようならば断ってしまう」と教えてくれました。人間のエゴを押し付けないよう気を付けているとのことでした。現在もかわいい、癒されたいという理由で飼い、面倒を見切れなくなる飼い主が増えています。悲しい犬を増やさないために、飼う前からお世話する上での大切なことを伝える活動を行っていきたいとお話してくれました。


    授業風景全体
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    DAIZOH MAKIHARA 牧原 大造さん

     2年3組では、宮代町内で「独立時計師」をしている牧原大造(まきはら だいぞう)さんにお話しいただきました。

    「独立時計師」とは、特定のメーカーに所属せず、自らのアイデアと高い技術力で独創的な作品を一から作り上げる時計技術師です。牧原さんは『AHCI』というスイスの独立時計師アカデミーに所属していて、日本人では3人目となります。

    牧原さんは高校生の時に、料理人か時計職人になるか悩んでいて、当時時計職人になる方法が分からず、消去法で料理人になりました。しかし、27歳の時に友人から時計修理について学べる学校があると聞いてスイスの時計修理専門学校に入りました。

    時計師の仕事で大変なことは、動かない原因になっている部品がどこなのかを確かめなければいけないことです。時計は150〜400の部品を組み合わせているので、すべての部品が正常に動いているのかを一つ一つ確認しなければなりません。

    牧原さんは「自然の美しさと伝統工芸を取り入れる」をコンセプトに時計を制作しています。

    宮代町の自然に触れて誕生した『花鳥風月』という時計の制作過程を、写真と映像で見せていただきました。時計の針が進むと花が開いて閉じるギミックは世界初!世界に発信するには「誰もやってない」ということが大切なのだと話してくれました。

    「宮代町はスイスと時計制作する環境が似ていて、自然豊かで空気がきれい。そんな自然を時計の中に取り込んでいるんだ」と言うと海外の人は感銘を受けてくれるそうです。

    今後の目標について牧原さんは、「一人でも多くの人に機械式時計の魅力を伝えたい。電池だけでなくゼンマイで動いているので、メンテナンスすれば孫の代まで使える。長く使えるものにはその人の想いが入る。だから機械式時計を作ることを選んだ」のだと熱く語っていました。

    「お気に入りの時計はありますか?」という生徒からの質問に対して、「今までに作った2本の時計『菊繋ぎ紋 桜』と『花鳥風月』です。針が動いた瞬間から命が生まれる。納品時は自分の子どもを送り出す気持ちになるので少し寂しくなりますが、4~5年経つとメンテナンスのために戻ってきて、再会できるのが嬉しいです」と話してくれました。

    また、「仕事で大切にしていることは何ですか?」という質問に対しては、「感謝を忘れないこと、人と人との関係を大切にすることです。傲慢にならず、人とのつながりを大切にしていると人はついてきます」と生徒たちにアドバイスしていました。

    牧原さんからは「興味のあるのものや夢中になったものは追及してみてください。それが趣味となり、極めたいと思い、研究してプロになる。ぜひ世界に目を向けて、世界とつながっていく職業も選択肢に入れてみてください」とエールが送られました。

    最後に、牧原さんが身に着けている『菊繋ぎ紋 桜』の腕時計を見せてもらうと生徒の皆さんは「すごい!」「きれい!」と歓声を上げていました。

    授業風景全体
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    お話いただいた事業者の関連情報

    開催済みの事業者の話を聞く会

    お問い合わせ

    宮代町役場産業観光課商工観光担当

    電話: 0480-34-1111(代表)内線264、265(2階14番窓口)

    ファックス: 0480-34-1093

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