平成15年度マーケット委員会最終報告3

＜概要＞
「農」のあるまちづくりはその基本となる計画があり、その概要については町民の方に全戸配布されているところですが、計画は作っても、どの程度それが実行されているかをどこかの時点で検証してみる必要があると考えます。計画は10年プランとなっていますが、ちょうど計画ができてから、5年が経過したところです。そこで、委員会としては、計画に掲載されている施策を全て列挙し、町事務局とも意見交換をし、そのおおよその進行状況について把握したところです。
その結果、施策数は重複分（再掲）も含めて205本あり、実施済みが20本で9.8％、着手中・現在進行中が77本で37.6％、これらを併せると47.4％でした。次に現在検討中のものが21本あり、これが10.2％ありました。また、計画には掲載されていても、未着手なもの、現段階では実質実現困難なものは併せて42.4％ありました。
これらの数値をどう受止めるかという問題はありますが、計画経過年数からいくとほぼ順調といえるのかもしれません。また、施策中には予算を伴うものや法的な整備が必要なものなど労力をかなり要するものもあり、実現が困難なものもあります。また、合併を控え、今後これらの施策の取扱が不透明な点がありますが、「物の壁」（金）・「制度の壁」によって実現困難なものはともかくとし、「心の壁」＝やる気の問題で実行していないものについては、是非前向きに取り組むとともに、町民参加にについても「市民参加条例」を生かし、積極的に取り組んでいただくことを願います。