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あしあと

    令和2年度決算審査の結果報告

    • [初版公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:17309

    決算の審査結果

     宮代町監査委員(識見者 新祖章氏、議会選出 合川泰治氏)は、令和2年度歳入歳出決算について審査を行い、8月10日付けで決算審査意見書を町長に提出しました。以下抜粋をお知らせします。

    審査方法

     決算書および附属書類等の適法性、計数の正確性、予算執行の合法性について審査しました。

    審査結果

     審査に付された決算書および附属書類は、正確であることを認めました。また、予算執行についても、適正に執行されているものと認めました。

    審査総括意見(一般会計決算)

    • 令和2年度の宮代町一般会計決算は、特別定額給付金の支給をはじめとした新型コロナウイルス感染症対策関連事業の実施により、例年と大きく異なるものとなりました。しかしながら、幼児教育・保育無償化や高齢化を背景とする社会保障関連経費は引き続き増加しており、町の財政運営は依然として大変厳しい状況にあります。国民健康保険特別会計への繰出金は、平成27年度決算から減少しているものの、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計への繰出金は、引き続き増加しています。今後においても、特別会計への繰出金、子育て支援に係る支出増などに伴う財政圧迫が懸念されます。
    • 町税の令和2年度の収納総額38億6,001万5千円は、過去5年間で最も多く、収納率も年々上昇する中で令和2年度は96.6%(国民健康保険税を含む。)となっています。コロナ禍の中で税収確保の重要性はより一層高まっています。個々の納税者の状況に十分配慮しつつ、引き続き町税収入の確保に努めてください。
    • 町債の令和2年度末の残高は、令和元年度に比べ減少しましたが、町民一人あたりおよそ25万3千円となっています。今後も持続可能な財政運営に向け、町民にとって真に必要な投資を行う一方、将来世代に過大な負担を課すことがないよう、町債の発行と残高の適正な管理に努めてください。
    • 財政運営が一層厳しさを増すと想定される中、基金の年度末残高は徐々に減少しているため、予算編成上重要な役割を持つ基金残高の確保に努めてください。
    • 令和2年度は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金をはじめ、新型コロナウイルス感染症対策に係る多額の国庫支出金がありましたが、その使途については概ね適正に執行されたものと思います。今後も裁量の範囲が広い財源の活用に当たっては、常に町民の理解が得られるか否かに留意し、執行してください。
    • 令和2年度は、「第4次総合計画後期実行計画」の最終年度に当たっていましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大というパンデミックの中で、予定していた事業が次々中止になるなど、最終年度として十分な成果が得られなかった計画が少なからずあったことと思います。しかしながら、5年間を通して見ますと、予定していた実行計画の工程及び成果目標の達成は、概ね果たされたのではないでしょうか。令和3年度から「第5次総合計画」がスタートしましたが、「第4次総合計画」の成果を受け継ぎ、さらに発展させていくことを期待します。
    • 新型コロナウイルス感染症について、ワクチン接種も進められていますが、新たな変異株の発生もあり、現在でも感染拡大は収まっていません。この影響が長引くことにより経済の低迷が長期化し、今後の行財政運営はより厳しさを増すことが予想されます。そのため、今後も一層の歳入確保と経常経費の節減に努めるとともに、選択と集中により各種事務事業を効率的に執行し、最小の経費で最大の効果をあげるように、なお一層努力されることを要望します。

    決算審査意見書(全文)

    以下のPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。

    お問い合わせ

    宮代町役場総務課文書法規担当

    電話: 0480-34-1111(代表)内線204、205(2階10番窓口)

    ファックス: 0480-34-7820

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