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あしあと

    令和元年遊休農地の解消活動を実施しました。

    • [初版公開日:]
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    農地利用最適化推進委員の活動をスタート

     令和元年8月27日(火)、宮代町大字須賀において、農地利用最適化推進委員を中心に農業委員会メンバーの12名が遊休農地の解消活動を実施しました。今回解消した農地は農業担い手塾の新たな塾生の圃場として利用されることとなります。塾生となる砂貴雄さんも参加し、一緒に解消活動を実施しました。さらに、町職員も加え、総勢17名での夏の草刈り大作戦となりました。

     

    解消活動集合写真

    新規就農者への登龍門

     町では、新たな農業の担い手を育成するため「宮代町農業担い手塾」という農業研修制度を開催しています。

     研修期間には、実践研修として、塾生自らが作成する栽培計画を基に、研修圃場で作物の栽培管理から収穫、出荷販売までの一貫作業を実践します。また、勉強会や圃場見学会などを実施し、より良い栽培技術の習得に修練してもらいます。

     これまで15名が新規就農者として就農しています。今までは野菜の栽培農家だけでしたが、今回入塾した砂貴雄さんは、花卉栽培農家へのチャレンジとなります。

    花卉栽培にチャレンジ

     今年度の新規就農担い手塾の塾生となる砂貴雄さんは花卉栽培農家を目指しています。

     ご実家やご親戚に花卉関連の仕事をされている方がおり、ご自身も花卉販売の会社に就職していた経歴をお持ちです。

     近年、花卉の取引に関わっている中で、馴染みの花卉農家さんが高齢などを理由で廃業されることが多く、品質の良い花卉を仕入れることができなくなってきていることに危機感を覚え、自身が栽培にチャレンジすることにしたとのことです。

    砂氏作業

    10ヘクタールの解消面積を目指して

     当日は、曇り気味の天候が幸いし、比較的暑さが抑えられ、絶好の草刈り日和の中、午前8時に作業をスタート。

     今年の夏は雨が多かった梅雨の後、暑い日が続いたためか草の勢いも例年以上。背丈を越える高さまで伸びた草を刈り払機で丁寧に刈り込み、作業を進めていきました。お互いの安全な距離を保ち、熱中症に注意しながら作業を行い、周囲の刈り込みが終わったところで、トラクターや除草機にバトンタッチ。一気に青々とした雑草を粉々に粉砕。作業開始から1時間程度ですっきりとしてきました。

     開始当初の背丈を越える草もすっかり粉砕され、仕上げにトラクターによる耕うん作業を行い、作業を完了。

    全員の協力により、2時間程の作業で立派な畑に再生しました。

    作業中
    トラクターモア作業
    2台のトラクター
    耕運中
     宮代町農業委員会の遊休農地解消活動は平成15年度からスタートしました。当初は、埼玉国体のアーチェリー会場となった運動公園(はらっパーク宮代)周辺において解消活動を行い、コスモスなどの草花を栽培し、来場者を歓迎する雰囲気づくりに貢献しました。その後、毎年継続して遊休農地解消活動を実施し、平成30年度末までに約8.2ヘクタールの遊休農地を解消し、担い手に引き継ぎ、耕作地に復活してきました。今回の取り組みでは約17.5アールを解消することができ、解消した総面積は約8.4ヘクタールとなりました。宮代町農業委員会では、10ヘクタールの解消を目指して引き続き取り組みを実施して参ります。

    お問い合わせ

    宮代町農業委員会 宮代町役場 産業観光課内
    電話: 0480-34-1111(代表)内線268(2階14番窓口) ファックス: 0480-34-1093