平成29年度宮代町農業委員会視察研修を実施しました
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平成29年度宮代町農業委員会視察研修を実施しました
平成29年11月10日(金)に、農業委員12名、農地利用最適化推進委員6名、新井町長、新しい村職員2名、事務局3名の計24名で、県外視察を行いました。
今年度は、鬼怒川沿いの圃場、茨城県つくば市農業委員会、千葉県道の駅「発酵の里こうざき」の3カ所を視察しました。
1.鬼怒川沿い圃場見学
平成27年(2015年)9月10日の記録的大雨により、鬼怒川の堤防が決壊し、川沿いの圃場が浸水被害を受けました。
被害の詳細および被災直後の様子、被災後の常総市農業委員会の対応などについて、事務局が資料に基づき説明を行い、堤防決壊箇所とその周辺の農地をバスの車上から見学しました。
常総市では、 多くの人々の協力があり、水害被害を受けた農地は、大豆畑として再生利用されていました。復興した被災地の視察は、水害被害を受けた農地や農家への事後対応および事前対策について考える良い機会となりました。
2.つくば市農業委員会
つくば市農業委員会では、「遊休農地解消事業」「農地担い手事業」「6次化アグリビジネス」の3点について講義を受けました。また、解消活動を行った現場も見学しました。
つくば市では、遊休農地の解消事業として遊休農地にサツマイモやジャガイモを植え、収穫には一般市民の参加を募り、農地の再生と市民交流を兼ねた、「農地再生チャレンジ事業」を行っているとのことでした。
「農地担い手事業」については、2つの制度の説明を聞きました。貸し出し意向のある農地を登録し、貸し手と借り手の意向のマッチングを市が仲介する「グリーンバンク制度」や、農家でない一般市民が、趣味で農地を利用したいという希望に応える「市民ファーマー制度」など、市独自の制度の仕組みや課題について説明を聞きました。
「6次化アグリビジネス」については、「6次産業化育成塾」を開講し、茨城県からプランナーを招き、6次化ビジネスを始めようとする農家の疑問に答える形で、講義を行っているそうです。
講義の様子。熱心に説明していただきました。
農地再生チャレンジ事業の芋掘りは、参加希望者が多く、役所から現場までバスで送迎しているとのことです。
3.道の駅「発酵の里こうざき」
「発酵の里こうざき」は、メディアでも取り上げられた千葉県神崎町にある有名な道の駅です。
所在地である神崎町の概要をはじめ、農産物直売所の経営状況や、発酵食品を強みとする道の駅の戦略についての説明を聞きました。その後、農産物や、発酵食品を専門に取り扱う直売所を見学し、発酵食品の多彩さに驚きました。
人口6千人程の町でありながら、独自の発酵文化を活かしてまちづくりを行う神崎町。年間70万人が訪れるそうです。
コンビニが併設され、絶えず人の目があるおかげで、2年間でトイレ等への落書きは、1件だけだったそうです。
まとめ
いずれの研修においても、丁寧な対応をしていただき、資料だけでは補完できない貴重なお話を聞くことができました。
町外への視察は、視野や見聞を広める非常に有意義な刺激となります。来年度以降も継続して先進事業取組み地を中心に視察に参りたいと思います。
農業委員を中心とする24名での視察研修。非常に有意義なものとなりました。
お問い合わせ
宮代町役場産業観光課農地調整担当
電話: 0480-34-1111(代表)内線267、268、269(2階14番窓口)
ファックス: 0480-34-1093
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