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あしあと

    平成17年度東粂原宿屋敷遺跡で鎌倉街道?発掘

    • [公開日:]
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    平成17年度東粂原宿屋敷遺跡で鎌倉街道?発掘

    平成17年11月28日から30日にかけて、大字東粂原字宿屋敷で発掘調査が行われました。今回の調査は個人住宅建設のために浄化槽等深く掘削する範囲において行われ、鎌倉街道と推定される道路状遺構や当時の住居や工房と推定される方形竪穴遺構などが発掘されました。道路状遺構はロームブロックで約60cm程造成し非常に硬い状況でした。また、道路状遺構より新しく造られた方形竪穴遺構からは内耳土鍋や擂鉢(すりばち)、常滑焼の甕(かめ)、素焼きのカワラケなどが発掘されました。出土遺物から室町時代(15世紀後半)の遺構と判明しましたので、道路状遺構は、この時代より以前に造成されたと推定されます。平成14年度にも今回の調査地点より南側で、鎌倉街道と推定される溝状遺構が発掘されていますので、東粂原字宿屋敷一体は鎌倉街道沿いの集落や宿場として交通の要所であったことが伺われます。この鎌倉街道を通り、徳川家康が関ケ原の戦いを誘発した栃木県小山城へ上杉討伐に向かったことを考えると、歴史のロマンを感じますね。

    発掘調査風景

    方形竪穴遺構から出土した内耳土鍋などの土器

    鎌倉街道の造成面。ロームブロックで固められている

    出土した中世や縄文時代の土器。内耳土鍋や擂鉢、常滑焼き、カワラケ、縄文時代早期の条痕文土器

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    宮代町役場教育推進課文化財保護担当(郷土資料館)

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    ファックス: 0480-32-5601

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